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投稿者:なま - この投稿者のレビュー一覧を見る
オバマ大統領夫人の自伝である。あまりにも長く、本の重さに怖じ気づいていたのですが、面白いという噂を聞いて読み始めました。アメリカらしい黒人の差別など、知っているようで知らないことが多く、興味を持って読むことができた。
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投稿者:winter - この投稿者のレビュー一覧を見る
自身の人生についていいことも悪いことも赤裸々に語る。こんなにたくさんのエピソードと感情をどうやって記憶しているのだろうと思うほど、細かく丁寧に書かれている。女性の自伝が読みたくて購入したが、大満足の1冊だった。
シンプルで心に響く
2020/05/18 23:22
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投稿者:りーぬ - この投稿者のレビュー一覧を見る
もともとミシェルオバマさんに興味があり、どんな考え方や価値観をもっているのか知りたくて翻訳を待っていました。自分の人生で起こった出来事を淡々と語り、そのとき思ったこと、後から考えたことがシンプルにまとめられていて、とても分厚いですが読みやすかったです。女性として共感する部分もあれば思ってもみない考え方もありました。心に残る台詞もいくつかあり、また少し経ったら読み返そうと思っています。Netflixでこの著書に関するドキュメンタリーも公開されていて、合わせて観るとおすすめです。
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努力、恋、家族、政治、愛、教育、差別、アメリカの壮大さ、本当に様々な要素を詰め込まれたミシェル・オバマのストーリーだった。
図書館で予約をし、ワクワクして初めてこの本とであった時は思わず「分厚い…」とつぶやいてしまったが、本を開いて私は好奇心が抑えられなかった。そこには私たちが普段目にすることのなかった、開票を待ち緊張したオバマの表情、娘二人と寄り添いながらその奥に愛が見えるような微笑みをミシェル・オバマ…読み終わった今も、この本によって与えられた感動、驚き、アメリカに対する興味などの余韻は大きい。
ミシェル・オバマを通して私は、彼女が学んだ大切なことを沢山教わったように感じる。
彼女の幼少期からは、子供が自身を認めてもらうことの大切さ、そして家族で集まって分かち合う時間の大切さを。
学生時代からは女性であってもたゆまぬ努力を怠らずキャリアを積める可能性を。
バラク・オバマと出会ったころからはときめき、そして恋人との価値観の相違を認め、相手のバックグラウンドを含め尊重して考えていくことを。
転職を決意したときは、自分の情熱をもって自身の能力を全うすること、そしてコネを。
そして、夫が大統領になった時は辛辣なメディアのモラルの欠如、制約の大きい生活のなかでも日々冒険を探す楽しみを
…
これはミシェル・オバマの紡ぐマイ・ストーリーであると同時に、読者である私達一人一人のストーリーでもある。
私はこの本を通し、一人の、(アメリカでは場所によっては差別の対象とされる)アジア人女性として、マイ・ストーリーを築き上げていく、そのための心の支えを得た。
文句なしの★5。
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8/23発売!!
世界45言語で発売オバマ夫人回顧録!
貧しい街で育った少女時代から、必死で努力した大統領夫人時代まで……
話題の一冊!
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エリートでファーストレディだったオバマ大統領夫も、子育てや夫の都合でキャリアを変更せざるを得なかったり、引っ越したり。
私達と全く違う人で、悩みの種類も違うんだろうなと思っていたファーストレディが、一般市民の私達と同じようなことで悩み、変わり、周りに少し振り回されたり、子育てのこと考えたりと、とても意外な一面を見れたと同時に親近感。ミシェルさんのことが好きになりました。
大統領夫人でも人生のライフステージでキャリアや自分の生活について悩むのは私達と一緒!
夫であるオバマ大統領の素顔も新鮮でした。
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もっと政治に関する話が多いのかと思ったらそうでもなくて、どちらかというとミシェル・オバマというひとりの女性の半生を綴った本。
置かれた環境は特殊だし「黒人初のファーストレディ」という特別な存在ではあるけど、キャリアのことだったり育児と仕事の両立だったり、悩むことは普通の人と変わらないな、と思った。
ただ、どんな状況に置かれても自分の意思を持って行動し、過去の慣習に囚われずに正しい行動を心がけ、そして何があっても家族を大事にするという強い信念を持った本当に強い女性だなと感じた。
だからこそ、様々なプロジェクトを立ち上げ、色んな人を巻き込み、多くの人達に影響を与えることかまできたんだと思う。
人生前向きに、幸せは自分の手で掴みたい、そんな女性にオススメです。
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20210911
友人の勧めで読んでみた。
ミシェル・オバマという1人の人間性をファーストレディ、妻、母親、娘、黒人という様々な視点から知ることができてとても面白い一冊だった。
彼女の様々な人生の岐路、葛藤も赤裸々に書かれていてとても学ぶものが多かった。
バラクと出会い、人生を共にする中で彼女の軸となる考え方が少しずつ変化していく過程が読んでいて心地よかった。こういうのがパートナーと歩んでいくってことなのかな、って。
私にはどんな未来が待っているんだろう。
「何かになることは全てプロセスの一部であって、長い道のりの中の一歩にすぎない。そこには断固たる姿勢と忍耐が求められる。成長し続けることを決して諦めてはいけないのだ。」
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読了。めちゃくちゃ良かった。読んで良かった。
ミシェルのキャリアの軸は、資本主義的豊かさの追及から、どんどん原体験へと近づいていく。
天職って、あくまでもそのときの天職であって、環境や人との出会いでいくらでも変わっていくし(夫が大統領になるとか)、唯一無二でなくて良いのだと励まされた。
ただ、その時々で、「自分は何者か」「果たしていまの自分は十分か」を自分に問い、心のままに、良い意味でいまに抗うこと。
原題は『BECOMING』。何かになること。
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アメリカ初のアフリカンアメリカンのファーストレディとして、2人の娘の母親として、一人の女性として、人間として、どう生きたか、生きるべきかを赤裸々に綴った自叙伝。
私たちは何者なのか?
私たちにとって大切なものは?
私たちにできることは?
本の中で度々出てくるこの言葉を軸に、ミシェルオバマ生誕から現在までを丁寧に振り返る。
裕福ではないが愛情を込めて育てられた子供時代、黒人女性であるための不平等、バラクオバマとの出会いと恋、弁護士という仕事への葛藤、流産と不妊治療、選挙活動の厳しい現実、ホワイトハウスでの全てから守られた生活、妻であり母であり女性であること、ビンラディンの殺害、トランプ大統領当選への落胆。
本の中ではいくつものテーマが散りばめられていましたが、ファーストレディになるまでの3/2は、黒人差別(特に教育面)、バラクオバマの格好良さ(恋しそうになりましたw)、選挙での草の根活動の大切さと過酷さ、がメインテーマ。
ファーストレディになってからの1/3は、大義のために、どこまで個人を犠牲にできるのか、するべきなのか、ということがメインテーマだと感じました。
厚い本なので、読了まで結構時間が必要( ビジョナリーカンパニー以上かかった気がする)ですが、現代社会に根付く沢山の問題を改めて提起してくれているので一度読んでみる価値のある本だと思いました。
個人的にですが、ホワイトハウスから徒歩圏内の学校に通っていたことや、ホワイトハウスの一般公開で訪れた際に見かけた農園がミシェルオバマの食育活動のために苦労して作ったものだったことなどを知り、なんだか身近に感じながら読み進めました。
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驚くようなこと、意外なことは特になくて、実にあのカップルらしい地に足のついた内容だった。
読みながら、ああ、彼らの任期中はいろんなことがあったなぁ、大統領って大変だなぁ、とぼんやり思った。
でも、今、これを書きながらよくよく考えてみれば、任期中に何もなかった米大統領なんていたのかしら・・・
小学校を視察しているときに911について耳打ちされていたブッシュとか、副大統領だったはずなのにあれよあれよという間に原爆投下の可否について決断するはめになったトルーマンとか・・・そこまでじゃないにしてもまあとにかくみんないろいろありますな。
オバマは、オバマケアとか外交策とかで任期中はずいぶん叩かれていたけど、なぜかレームダック状態になってから人気が急上昇していったのが当時、興味深かった。本人は「就任時からやってることは特に変えてないけど」って何かのインタビューでそのことについて笑っていたのを見たが。
これって、実際のところはやってきたことが評価されたってことじゃないのかなぁと思う一方で、あらゆる点で真逆とも言えるトランプが次期大統領に選ばれたってことは、自分たちの8年間が否定されたようにも感じただろうな、とも思う。
ミシェルご本人については、「ファーストレディの持つ力とは奇妙なもので、肩書そのものと同じくらい、ぼんやりと不明瞭だ」という一文が印象的だった。
ヒラリーの失敗を教訓にして、政治からは距離を置いていたと知って、なるほどなぁ、と思った。
私は単純に、すごく能力がある人なのにもったいない、なんて思ってしまうが、でも、それが正しいのだろうと思う。
「いわゆる ”おこぼれにあずかりたい” 人はすぐ分かる」とミシェルは書いておられたが、森友学園問題なんか見ていると、我が国の首相夫人はどうもそれが分からない人みたいだしね。そういうのはやはり困ります。
本の中で述べられていたジェームズ・コーデンの「カープール・カラオケ」は放映後すぐ見ていたが(おもしろい!)、エレンの部屋の方は見ていなかったので、見たいと思ってネットで検索したがすぐ出てこなかった。でも、この本のサイン会をエレンとコラボしてる動画が出てきたので見た。
「オプラ・ウィンフリーの名前は何回も登場してたのに、私のことは1回だけ~♪」とエレンがジョークを飛ばしていた。
1回だけだったっけ? よく覚えていない。
でも、そういう番組に出ることの意味について書かれていたことは覚えている。私も、その手の動画をいくつか見て、彼女の明るくてさっぱりした受け答えが好ましかったから、この本を読む気になったんだよなぁ、と思い出した。(ええ、完全にミーハーですわ・・・)
「私たちの存在自体が挑発なのだと常に自覚していた」とミシェルは最後の方で書いていたが、動画からはもちろん彼女の背負っているもの(アメリカで黒人として生まれる、ということの意味など)はまったく見えてこない。でも、無意識下で、きっとメッセージは多くの人に届いていると思う! たぶん。
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マイ・ストーリー
ミシェル・オバマ氏
「測る対象を人の温かさに変えれば、人生はいつだって素敵になれる。」
大統領夫人の務めのあとの書き下ろしです。
大学進学、弁護士を志した理由。
そして21カ月に及ぶ選挙前の葛藤とその戦いぶり。
さらに、子育てをしながら政治に向き合う母親としての姿。
これらの素直な描写は、わたしたちの世界に共通するものでは とも感じました。
16の娘から渡されたのが二週間前です。
輪読は世界が広がります。
自分では選択しないテーマもありますから。
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かなり厚みのある本だったので読み切れるか不安だったが、読んでよかった。
ミシェルオバマは、最高に努力家で、とても賢い。
でも、内には一般の人と変わらない思いを沢山持っている。
そして何より自分に与えられた使命をどんなに辛くてもやろうとする。
考え方、物の見方をとても学んだ。
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ミシェル・オバマさんの自伝。アメリカ大統領関係者の自伝は多いが、以前インタビューを聞いて興味をもったので初めて読んでみた。センシティブな立場にいただけに、非常に差し障りのない、他者への感謝に満ちたストーリーではあるが、前半はシカゴの一般家庭で育った背景が、アメリカ社会をイメージさせてくれる。小学校入学当時はクラスに様々な人種がいたが、卒業時には白人は郊外にでて主に黒人ばかりになっているとか。中盤では弁護士としてエリート生活をおそらく、控えめに描写しつつ、バラク・オバマと出会い恋をするところは普通のラブストーリー。後半は政治との距離に悩みながら食品、健康関連で自らの活動を立ち上げるなど、付属品ではないファーストレディーとして活躍するなど、クレバーさと人間性の高さを伺える。一方で控えめな描写を心がけながらもトランプを支持したアメリカ国民への落胆、軽蔑が見え隠れする。主題ではないが、読み終わったあとに浮かぶ疑問は、なぜオバマは評価されず、トランプなのか。黒人夫妻の美しいストーリーは支持されなかったのだろうか
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幼少期の話はいまいち興味が持てなかったけれど、オバマとの出会いらへんから一気に引き込まれた。女性、妻、娘を持つ母として、どんなにすごい人でも同じことで悩むんだと勇気づけられた。