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電子書籍
カナダ金貨の謎
著者 有栖川 有栖
民家で発見された男性の絞殺体――殺害現場から持ち去られていたのは、一枚の「金貨」だった。“完全犯罪”を計画していた犯人を、臨床犯罪学者の火村英生と推理作家の有栖川有栖がロ...
カナダ金貨の謎
カナダ金貨の謎 (講談社ノベルス 国名シリーズ 火村シリーズ)
商品説明
民家で発見された男性の絞殺体――殺害現場から持ち去られていたのは、一枚の「金貨」だった。“完全犯罪”を計画していた犯人を、臨床犯罪学者の火村英生と推理作家の有栖川有栖がロジックで追い詰めていく!表題作「カナダ金貨の謎」ほか、切れ味鋭い中短編「船長が死んだ夜」「エア・キャット」「あるトリックの蹉跌」「トロッコの行方」を収録。待望の〈国名シリーズ〉第10弾!
著者紹介
有栖川 有栖
- 略歴
- 1959年大阪府生まれ。同志社大学法学部卒業。本格ミステリ作家クラブ初代会長。「マレー鉄道の謎」で日本推理作家協会賞、「女王国の城」で本格ミステリ大賞を受賞。
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紙の本
☆火村英生の推理☆
2024/05/06 10:05
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ACE - この投稿者のレビュー一覧を見る
国名シリーズ第10弾
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【船長が死んだ夜】
狭いコミュニティで、元船長の52歳の男性が殺害された。便利屋のようなことをしながら町はずれの一軒家で生活していたが彼には、ファンが多かったという。
現場である被害者宅からは、《1枚のポスター》が消えていた。一体、何故?
主要人物の抱える恐怖症とポスター紛失の関係性から、事件を読み解く。
【エア・キャット】
有栖川が先輩作家の朝井に対して聞かせる、まるでマジックのような奇術っぷりを見せた火村のとあるお手柄話。
短編で、緻密なロジックとは違う、蓋を開けてみれば種も仕掛けも本当にないただの偶然なのだが、これはこれで面白い。
【カナダ金貨の謎】
元劇団員の太刀川公司が、先輩の楓丹次を殺害。丹次と同棲中の恋人の留守を狙っての犯行だったが、予想外の帰宅によって太刀川の計画が狂わされることになる・・・
このシリーズでは比較的珍しい倒叙式です。
【あるトリックの蹉跌】
有栖川と火村との、学生時代の出会いの話。有栖川が大学の授業中に執筆していた作品を、その書きかけの内容から火村が犯人を推理していく。
書きかけの作品に混ざりこんでいる《トリックの蹉跌》とは!?
【トロッコの行方】
浮田真幸というネイリストの女性が、歩道橋から転落して亡くなった。亡くなる寸前に「いきなり後ろから背中を」「コノタカリヤッテ」といった言葉を残していることから、事件と断定する。真幸には八野という愛人がいて、パトロンだったという。しかし、その娘からはよく思われていなかったという。
被害者が残した言葉の意味とは!? 事件の真相は!?
思考実験として有名な《トロッコ問題》をちりばめたような作品でした。
紙の本
火村英生、国名シリーズ10作目
2022/02/10 02:38
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あおい - この投稿者のレビュー一覧を見る
国名シリーズ10作目、火村英生シリーズ。
中編と短編を交互に5つの事件が入っている。
中でも題名にもなっている3つ目の話「カナダ金貨の謎」が面白かった。初めから犯人が分かった上で入るのも、何度も視点が犯人の目線で語られるのも新鮮だった。犯人から見た探偵と助手の印象が書かれていたのも良かった。
今回も2人のおどけたやり取りもあり、楽しませてもらいました。
ストーリーには関係ないですが、2人の信頼関係がたびたび窺えるのも個人的萌えポイントでした(笑)
ファンとしては二人の出会いのストーリーが短編で読めたのも嬉しかった。
紙の本
安定の面白さ
2019/11/04 22:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とりこま - この投稿者のレビュー一覧を見る
中編と短編が織り交ぜられた構成は読み心地良かった。
表題作は倒叙ものだが、有栖の語りと交互に進むという趣向に楽しませてもらった。
紙の本
いろいろな話
2019/09/25 01:36
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:つきたまご - この投稿者のレビュー一覧を見る
読みやすい短編集でした。その中でも、さらに短めのものもあります。
最近の作家アリスの話もあれば、学生時代の話もあり、楽しかったです。私はトロッコの話が一番好きでした。
過去の話を読んでいた方が「あー、あの話か」となる場面もあったので、長期ファンも嬉しいはずです。
今回、アリス・火村以外の登場人物は、警察が多めでした。ばあちゃんにもっと会いたかった気もします。
紙の本
面白かった!
2023/07/21 20:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あや - この投稿者のレビュー一覧を見る
短編と中編が交互に来る作品でした。
どれも当てれなかったけど
面白く読めました笑
表題作は有栖川さんにしては珍しいトリックを弄していて
おー!とびっくりしてしまいました!