紙の本
『世界はデザインでできている』
2020/02/28 20:52
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投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
マルちゃん正麺やアミノサプリのパッケージデザイン、テレビドラマ「相棒」や全日本フェンシング選手権のポスターなど、消費者にインパクトを与えるデザインを生み出し活躍しているアートディレクターが、デザインの世界を若い人にむけてわかりやすく解説する
《この本では、デザインというものは正解があるのではなく、「正解をつくる」考え方をするにはどうしたらいいかということについてアプローチしていきます。》
デザインがどのように見られ、どのように機能しているか、これからはどのようなデザインが求められているかなどについて語りながら、デザインの世界の魅力に気づいていく……プリマー新書らしい、読みやすくて深いお仕事本
電子書籍
「デザイン」が身近になる良書
2022/11/20 17:55
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投稿者:ヒグラシカナ - この投稿者のレビュー一覧を見る
デザイン、デザイナーというと個人的なイメージは
洗練された特別な人が考案するものや、あか抜けたひとが
取り扱うものだとイメージしていた。
やりすぎはよくないよ、環境にも配慮が大切だよ、
もっと身近なものなんだよ、デザインってもっといろいろな
物事に必ずと言ってよいほど関わっているんだよ・・・
確実に私の「デザイン」の考え方に広がりを感じさせてくれた
良書です。
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世の中はデザインで溢れている。
日常に溢れる風景をデザインという視点で見てみると、
おもしろさに溢れている。
誰もがクリエイターになれる時代に教師という職は
いつまで、画一的な一斉指導を続けるんだろうか。
そんなことをふと思った。
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タイトル通り、「世界はデザインでできている」と思わせてくれる書籍。
読書メモの詳細は下記のブログをご覧ください!
https://note.mu/masatake0914/n/n80ccd65db72e
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プリマー新書なので非常に平易で読みやすい。事例の画像なども多くてよい。デザインは定性的な判断しかできないので、理論をしっかり作っているところが改めて勉強になった。
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ビル、信号、広告、商品のパッケージなど世の中はデザインされているものばかりだと気付かされます。袋のインスタント麺が手抜きに見える事から豪華なパッケージにした事、
自分だけが気がつくカレーのデザインなど世の中に溢れるデザインを見直してみたいと思いました。
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レジ袋をやめさせるデザインの話、目から鱗。
デザイナーとアートディレクター。コラージュ型とシンボル型。
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デザイン界の一線で活躍する秋山具義さんによる、デザイン入門の一冊。
実際の作品の写真も多く、平易で短く、読みやすい。
「なるほど!」と思えることも多いが、物足りなさも感じる。
「全てに意味がある。」それを「発見した!」という感覚で。自己満足なのでなく、うったえかけたい人を意識すること。自分らしさを求め続けること。
読了して、ぱらぱらめくり直して思い出すのはそんなことか。
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「デザインする」という言葉(概念)で考えることを、これまでしてきた経験がほとんど僕にはありません。「アイデアを考える」「アイデアを実行する」だとか違う言葉で似たようなことをしてはきました。でもそれって局所的で断片的な頭の使い方だったなあと本書から思いました。
「デザインする」と考えた方がより包括的で、広い視野でモノを考えることができる。そして「デザインする」には主観も客観も含まれている。かといって「デザインする」は抽象的な言葉かといえばそうだとは言いきれません。具体部分に論点が移ったときにも、どうやら「デザインする」は同じ具体性で機能してしまうからです。
そのような、便利な上に実用的な「デザインする」という言葉とその行為を、実際に使えるようになるために本書は役立つと思います。デザインとはどういうもので、デザインするために使う頭の筋肉をどうやってつけていけばいいか(本書読むことでつく筋肉もあるでしょう)の指針になる感じ。実地でいける基礎的トレーニング解説も後半にありました。
ちなみに、著者による「カレーの恩返し」のデザイン、これがですねえ、僕は大好きなんですよー。「の」の字のデザインの、遊んだ感じがするその発想が実に愉快です。他、著者の手がけてこられた代表的な仕事には「まるちゃん 正麺」「『ほぼ日』のおさるのキャラクター」「KIRIN アミノサプリ」などがあります。
学生向けの「デザインに関する本」ではありますが、創作に関するいろいろな分野の仕事論としても通じるような中身でした。自分の内部だけじゃなくて、外からの情報を頻繁に取り入れてアイデアをつくっていくだとか、慣れないうちはパソコンだけで作らないで実際に出力して客観的に眺めてみるだとか、シンボル派とコラージュ派だとか、特にそうでした。これはたとえば、小説を書くことにも通じているんです。小説指南書だとか、ピンポイントで学ぶ情報よりも、僕なんかは他分野の指南書から類推して学ぶほうが性に合っているタイプですし、こっちでこそ気付ける部分ってあるような気がします。
後半部の広告業界の話や広告業界に入るまでの話も、漠然と「デザインすることが好きかもしれないなあ」と感じている若い世代にとっては、とても有益になる情報だと思います。紙幅の関係で隅々まで細かく書いてはいませんが、大切なポイントを抑えることはできるでしょう。
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デザインの魅力を平易に解説した一冊。およそ人が目にするもので、デザインされていないものは存在しない。デザインの機能性をとっても分かりやすく説明している。けど広告屋独特の嘘臭さを感じるのは、こっちが素直じゃないからかな。
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マルちゃん正麺、パルコ、アミノサプリ、全日本フェンシング選手権のポスターなどのアートワークを手がけた、アートディレクター秋山具義氏による、デザインの魅力を分かりやすく記した一冊。
以下、読書メモ。
・「カレーの恩返し」パッケージ
文字数をきれいにするよりも一部に違和感をつけた方が良い。
意図的にズレを作ったり、あるいは一文字だけフォントを大きくしたり色を変えることで違和感を出す。
そうすることで、デザインに力が出て見る人の印象に残る。
・「アミノサプリ」パッケージ
スタイリッシュ過ぎるパッケージデザインの飲料は売れない。
いくらかっこよくても中に何が入っているか分からなければ人は買わない。
「ものすごく新しい」は怖がって買わない。でも、「少しも新しくない」と買わなくても良いという判断になる。
そこが難しい。「少し新しい」を求める。そのバランス感覚が大事。
・「全日本フェンシング選手権」ポスター
太田さんを中心に、昨今フェンシング協会には改革が起きている。
若者を中心に興味を持ってもらえるよう、最新の技術で視覚的に競技のルールをわかりやすくしたり、等。
それに倣い、ポスターも、ファッショナブルなデザインで目を引く表現に。
・グラフィックデザイナーには、真ん中にドーンとこれを見てくれというものを表現する、「シンボル派」と一つの与えられた空間の中に様々なデザインの要素を足したり、引いたりする「コラージュ派」の2タイプがいる。
秋山さんは、子供の頃は漫画家を目指していた。
糸井重里さんを知ってから広告の仕事に興味を持つようになり、日大芸術学部、広告代理店を出て独立した経歴を持つ。
そして、憧れていた糸井さんと「ほぼ日刊イトイ新聞」の仕事を一緒にすることに。(秋山さんはお猿のキャラクターデザインを担当)
憧れていた人と同じ世界に入り、その人と一緒に仕事出来るなんて、感無量だったろうな。
実際の事例を通して、どういうコンセプトで組み立てていったかが分かりやすく書かれており、学生やデザイナーを目指す若者たちにも読みやすい一冊。
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ショーン•タンの絵本の横にあった本をタイトルに惹かれて読む。ティーンズ向けの薄い本なので、あっという間に読み終えた。
マルちゃん正麺のパッケージ、立命館大学のロゴ、常葉大学のロゴ、アミノサプリのパッケージ、などを手掛けたアートディレクターによるデザインの世界の解説本。
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内容:
デザインはどのように見られ、どのように機能しているのか。広告、パッケージ、装丁など活躍中のアートディレクターが語るデザインの魅力。
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以下に見過ごされずに、目立ちすぎずにいい塩梅で人の目を惹くか、そのコツが散りばめられていた。デザインだけでなく使える要素がたくさんあったように思う。