- カテゴリ:一般
- 販売開始日: 2019/11/28
- 出版社: 集英社
- レーベル: ヤングジャンプコミックスDIGITAL
- ISBN:978-4-08-879060-2
電子書籍
リアル 10
著者 井上雄彦(著者)
トライアウト直前、野宮は元バイト仲間と飲み会で盛り上がっていた。バンドマン今井を始め今まで無気力だったかつての仲間たちの変わりように嬉しくも刺激を受けていた。彼らやタイガ...
リアル 10
リアル 10 (YOUNG JUMP COMICS)
商品説明
トライアウト直前、野宮は元バイト仲間と飲み会で盛り上がっていた。バンドマン今井を始め今まで無気力だったかつての仲間たちの変わりように嬉しくも刺激を受けていた。彼らやタイガースの仲間にも背中を押され、さらには西高の卒業式に変装して登壇。在校生を前に「オレはプロになる」と宣言し、野宮なりのケジメをつけて当日を迎えていた。その頃、戸川は覚悟を決め、年に一度の定期健診を受けるために病院に来ていた。また高橋は本格的な車いすバスケを目の前にする…。 【デジタル版では紙版未収録のカラーイラストを特別収録】
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紙の本
人物の気持ちに寄り添える独白のリズム
2011/11/27 22:01
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ががんぼ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この巻では、前半は、野宮のプロ挑戦に向けた動きが、後半は高橋が厳しいリハビリの中で次第にバスケットへと再び接近してゆくさまが描かれる。いずれも前に進もうという話で気持ちがいい。
ここまでの10巻全体について言えることだが、何かしら不思議なリズムがある。『バガボンド』にもあるが、ここまでは感じなかったし、『スラムダンク』ではあまりなかったような気がする。それはつまり、中心人物の心の中を映した言葉が多い、ということだ。少し大げさに言えば、文学でいう内的独白だ。マンガとか映画とか、ビジュアルな表現媒体の物語では動きや会話で伝える部分が大きいから、こういう方法はわりに新鮮に感じられる。それが読者にとっても、彼らの気持ちの中に寄り添って共感できる独特のリズムを作り出していて、ときには辛くもあるとはいえ、心地よい。
そんなところにも、このマンガが何よりも、ひとりひとり懸命に生きる人間の、精神のドラマだということが現れていると思う。
紙の本
光
2019/12/21 23:33
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:がんちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
前を走ってそうな戸川でも再発の不安と闘っているんだ・・・。一番底だった高橋にも希望が。野宮も上向きに。全体に長いトンネルを抜けそうな展開。