- カテゴリ:一般
- 販売開始日: 2019/11/28
- 出版社: 集英社
- レーベル: ヤングジャンプコミックスDIGITAL
- ISBN:978-4-08-877762-7
電子書籍
リアル 9
著者 井上雄彦(著者)
リハビリも少しずつ進み、花咲、白鳥と関わることで等身大の自分を受け入れつつある高橋。とは言え自分より状態が軽い白鳥の「目標は3か月で歩く」という発言に動揺を隠せないでいた...
リアル 9
リアル 9 (YOUNG JUMP COMICS)
商品説明
リハビリも少しずつ進み、花咲、白鳥と関わることで等身大の自分を受け入れつつある高橋。とは言え自分より状態が軽い白鳥の「目標は3か月で歩く」という発言に動揺を隠せないでいた。夏美に言われた一言で目が覚めた野宮。プロバスケチームのトライアウトを受けることを決め、西高時代の先輩・山路を訪ね実戦感覚を養うことに。さらには受験するライトニングスの田中ヘッドコーチをストーキング。ポイントガードの安西の愚痴をこぼす姿にトライアウト合格へのヒントを掴んだが…。 【デジタル版では紙版未収録のカラーイラストを特別収録】
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紙の本
彼らの姿、言葉が心に響き、私の心の中で化学反応が起こる
2009/12/07 11:03
8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:yuki-chi - この投稿者のレビュー一覧を見る
一年に一度発売の「リアル」。また今年も熱い涙を流しました。
野宮、高橋、戸川。
真っ暗闇の中で、心にも体にも重い枷がついている彼ら。
自分が見つけられない。進むべき「道」が見つけられない。
スタート地点にさえも立てない。
そんな3人の内面の葛藤がとても丁寧に描かれている。
展開はひたすら遅い。
傷ついた心を再生するのに要する時間は計り知れない。
何もしない止まったままのように見えたり、
やっと一歩進んだかと思えば、2歩後退、
あるいは無になって振り出しに戻ったり・・と。
今まで読んだ小説が短絡的なサクセスストーリーに思えるほど、
人間本来のリアルな姿がここには描かれている。
自分を受け入れられない人間には、他人の価値も見えない。
自分と向き合い、等身大の現在の自分を受け入れることで
他人も受け入れられる。
それが新たな力強い一歩となる。
人と関わることで個性と個性が絡み合い「化学反応」が起こるのである。
パスを連携してゴールを狙うバスケのように、人と人との連携の中で生み出されるものが必ずある。
何度も振り出しに戻って、ようやくスタート地点に立てた野宮。
未だ絶望の淵にいる高橋も少しずつ他人を受け入れ始める。
生きていくうえで一番手ごわいのが自分の弱い心。
「勝たなくていい。ただ負けるな。」
高橋父の言葉。何度読み返しても泣けてくる。
完璧ではなく、何かが欠けているからこそ前へ進める。
例え亀の歩みでもアリの一歩でも・・。
そんな彼らの姿、言葉が胸に響き、私の心の中で化学反応が起こる・・。
紙の本
苦悶
2019/12/21 23:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:がんちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
予期せぬ出来事によって、それまでの日常とは違った日々をおくることになった人達。現実を受け入れることは前へ向いたことなのかそれとも諦めなのか。答えは簡単にはみつからない。でも人との関わりで互いに変化がおきる。