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民衆仏教の定着
著者 末木文美士(編集委員)
「近世仏教堕落論」は超え難い大きな壁であったが、近年の新しい研究によりそれは乗り越えられつつある。近世国家の幕開けとなったキリシタンとの邂逅、そして仏教との交渉、研究が進...
民衆仏教の定着
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新アジア仏教史 13 民衆仏教の定着
商品説明
「近世仏教堕落論」は超え難い大きな壁であったが、近年の新しい研究によりそれは乗り越えられつつある。近世国家の幕開けとなったキリシタンとの邂逅、そして仏教との交渉、研究が進む寺檀制度の新たな姿、民衆の中に根付いた勧進の宗教者などの多様なアプローチ。「近世こそが仏教が民衆化した時代である」。近世における民衆仏教信仰、寺院の生き生きとした仏教世界を探る。
【執筆者】
編集協力・松尾剛次、佐藤弘夫、林 淳、大久保良峻/黒住 真、曽根原 理、前田 勉、西村 玲、林 淳、岩田重則、長岡龍作、藤井恵介、大桑 斉、水上文義、中野三敏、渡辺麻里子、松下みどり、真鍋俊照、辻 惟雄
※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
目次
- 第1章 キリシタンと仏教/第2章 近世国家と仏教/第3章 仏教と江戸の諸思想/第4章 教学の進展と仏教改革運動/第5章 幕府寺社奉行と勧進の宗教者―山伏・虚無僧・陰陽師/第6章 「葬式仏教」の形成/特論I 仏像を通して見る古代日本の仏教/特論II 仏教建築の変遷
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近世の仏教
2022/09/21 12:59
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投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
近世の仏教について徳川幕府の権威づけに神国仏国思想が使用されたり、庶民にまで仏教が浸透したり幕府の方針で統制された結果ではあるが学問が奨励され教学が盛んになったりと従来の停滞した近世仏教というイメージが覆される。一方で儒教や神道から攻撃されのちの廃仏毀釈の思想的根拠が準備されてきたことなど述べられている。仏教が元々持つ平等観が身分制社会のもとで批判されていたことなど興味深かった。