- カテゴリ:一般
- 販売開始日: 2019/11/28
- 出版社: 岩波書店
- ISBN:978-4-00-413020-8
電子書籍
魔女狩り
著者 森島恒雄
西欧キリスト教国を「魔女狩り」が荒れ狂ったのは、ルネサンスの華ひらく十五―十七世紀のことであった。密告、拷問、強いられた自白、まことしやかな証拠、残酷な処刑。しかもこれを...
魔女狩り
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魔女狩り (岩波新書 青版)
商品説明
西欧キリスト教国を「魔女狩り」が荒れ狂ったのは、ルネサンスの華ひらく十五―十七世紀のことであった。密告、拷問、強いられた自白、まことしやかな証拠、残酷な処刑。しかもこれを煽り立てたのが法皇・国王・貴族および大学者・文化人であった。狂信と政治が結びついたときに現出する世にも恐ろしい光景をここに見る。
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紙の本
新版に惹かれて旧版も
2024/03/26 10:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ニッキー - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近、岩波新書から『魔女狩りのヨーロッパ史』が出ました。その中でも紹介がありましたが、岩波新書の青版ですが、『魔女狩り』という一冊があることを認知しました。審判に惹かれて旧版も読んでみたくなりました。岩波新書の青版は、多くが品切れになっています。(時々重版されますが)本書は、書店の本棚にありました!!なんと私が買ったものは、2023年4月の66刷版でした。1970年に初版が出されて66刷。1年に1回以上は重版されているのですよ。1回のロト数が何冊か分かりませんが、ロングセラーなのですね。時々品切れになったものを思い出したように重版するのと訳が違います(それも大切ですが)。
紙の本
本当にあった怖い話
2001/09/03 02:11
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トリフィド - この投稿者のレビュー一覧を見る
13世紀から17世紀にかけてヨーロッパに吹き荒れた狂気、いわゆる「魔女狩り」について知るためにたいへん良い本である。
「魔女」とは何かという話から、キリスト教と異端の歴史、不条理極まりない「魔女裁判」、拷問の方法、裁判の費用に至るまで、さまざまな文献からの引用を多用することで当時の人々の声をまじえつつ、「魔女狩り」という狂気の現象についてあますところなく紹介している。
こんな異常なことが本当に行なわれていたのか、こんな狂気がまかり通っていたのかと、このシステム化された集団ヒステリーにゾッとする人も多いであろう。そこらのホラー小説などよりもよほど怖い話である。しかし同様の現象は、現在でも世界のあちこちで起きている。人類は、このような狂気といまだに無縁ではない。
紙の本
魔女刈り
2002/05/26 12:25
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:DMSO - この投稿者のレビュー一覧を見る
中性に起こった魔女狩り旋風。いったい魔女とは何者なのか。
魔女といわれた人々はどういう人たちだったのか。そして魔女裁判で行われる拷問の数々。死んだら無罪、生きていたら有罪で死刑というとんでもない判決。実際に自分の身に起きたらと思うと、ぞっとする。魔女狩りについてレポートを書くときに読んだが、結構恐い内容の本だった。
紙の本
魔女狩りに関する基本的な知識を得るための入門書・概説書として見れば手頃な文献
2000/11/06 23:23
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しぇふ - この投稿者のレビュー一覧を見る
大学のレポートなどで魔女狩りをテーマにした人ならば、まず一番に手にするであろう文献。初版は1970年とあって、さすがに古さを感じずにはいられない。しかし、対象としている年代および地域は広範囲に渡っており、具体的な裁判方法や魔女の特徴についても詳細に触れられているので、魔女狩りに関する基本的な知識を得るための入門書・概説書として見れば手頃な文献であるといえる。
本書は4章立ての構成となっており、古くは魔女(的な存在)に対して寛容であったキリスト教会の態度が、異端審問の成立およびその発展に伴い厳しくなっていく過程が第一章から第二章で説明されている。第三章では魔女裁判に見られる魔女像およびその具体的な裁判方法が詳細に述べられ、第四章では裁判後の状況について言及されている。