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村上春樹の短編を英語で読む 1979~2011 下
著者 加藤典洋
「デタッチメント」から「コミットメント」へ──村上春樹の創作姿勢の移行は、はたして何を意味するのだろうか。その物語世界はどのように深化を遂げたのか。デビュー以来の80編に...
村上春樹の短編を英語で読む 1979~2011 下
村上春樹の短編を英語で読む1979〜2011 下 (ちくま学芸文庫)
商品説明
「デタッチメント」から「コミットメント」へ──村上春樹の創作姿勢の移行は、はたして何を意味するのだろうか。その物語世界はどのように深化を遂げたのか。デビュー以来の80編におよぶ短編を丹念にたどりながら、長編とのつながりをも探り出すことで、新たな像が浮かび上がる。下巻では、『ノルウェイの森』の大ベストセラー化を契機にもたらされた深刻な孤立と危機にはじまる「中期」の作品群を読み解き、そして、日本の戦後にとって節目となった1995年の二つの出来事を誰よりもしっかり受け止めた小説家の「後期」の転回を掘り下げる。
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紙の本
村上春樹氏の作品を通じて、『ノルウェーの森』の大ヒットから、その後の転回を追った批評書です!
2020/04/15 10:37
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、村上春樹氏の英訳された短編をもとにして、氏の作品の全体像を一望した画期的な批評書です。ちくま学芸文庫からは上下2巻シリーズで刊行されおり、同書はその下巻です。同書では、上巻に引き続き、『ノルウェイの森』の大ベストセラー化を契機にもたらされた深刻な孤立と危機にはじまる中期の時代の作品群を読み解きながら、日本の戦後にとって節目となった1995年に起こった阪神淡路大震災、オウム真理教地下鉄サリン事件を誰よりもしっかりと受け止めた氏の後期の時代における転回を掘り下げていきます。村上春樹ファンにはたまらない一冊です!