おやすみなさい、ホームズさん 上
著者 キャロル・ネルソン・ダグラス , 日暮雅通
職を失いロンドンの街をさまよっていた私ペネロピー・ハクスリーは、ふとしたことからアイリーン・アドラーという美女と知りあい、生活をともにすることになる。彼女は女優であり、オ...
おやすみなさい、ホームズさん 上
商品説明
職を失いロンドンの街をさまよっていた私ペネロピー・ハクスリーは、ふとしたことからアイリーン・アドラーという美女と知りあい、生活をともにすることになる。彼女は女優であり、オペラ歌手であり、そしてときには探偵でもあった。宝石商ティファニー氏からマリー・アントワネットゆかりのダイヤモンド捜しの依頼を受けたアイリーンは、私を助手に調査を始めるが、それは数年にわたる壮大な冒険の始まりだった! 名探偵ホームズに敬意をいだかせた唯一無二の女性を主人公にした魅惑のシリーズ〈アイリーン・アドラーの冒険〉、ここに開幕。
目次
- 1 お茶と同情
- 2 恐怖と希望の物語
- 3 服地売場の背信
- 4 興味をそそる依頼
- 5 ティファニーで軽食を
- 6 かいま見た奔放な世界
- 7 予期せぬ来訪者
- 8 やっかいなダイヤモンド
- 9 ありがたくない贈り物
- 10 ミスター・ノートンの正体
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書店員レビュー
シャーロック・ホーム...
ジュンク堂書店三宮店さん
シャーロック・ホームズシリーズの『ボヘミアの醜聞』へ至る物語、あるいは『ボヘミアの醜聞』アイリーン・アドラーサイドと言えるでしょう。
女優の傍ら、探偵業を営むアイリーン・アドラーの姿がいわゆるワトスン役のペネロピー・ハクスリーの語りで描かれています。
美しく強かで行動力も決断力もあり、出世欲も強いアイリーン。そんな彼女とペネロピーとの女の友情や、後に彼女の夫となるゴドフリー・ノートンとの関係、折に触れてホームズを意識している様子など、読み応え十分、ちらほらと実在した有名人達も出てきて楽しみも満載。
この作品の後にもう一度『ボヘミアの醜聞』を読んでみると、これまでとはまた違った目で話を追うことでしょう。
とても素敵な、ホームズ・パスティーシュです。
文庫担当 K