紙の本
紙吹みつ葉氏の「こんな教師がいるのか?」と思わせる傑作学園小説です!
2020/08/26 09:51
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、『つよきす~Mighty Heart~竜胆館のユーレイ』で作家デビューされ、『ネットカフェ探偵クロヒナ』などの著作も発表されている紙吹みつ葉氏の作品です。同書は、ハンサムにも関わらず、無愛想な数学教師・甘利田幸夫を主人公にしたも物語です。彼の唯一の楽しみは「給食」なのです。鯨の竜田揚げ、ミルメーク、冷凍ミカン、ソフトメンなど、給食の構成を見極めバランス良く味わう甘利田に対して、彼を挑発するように斬新な方法で給食を食す生徒が現れます。甘利田はその生徒・神野をライバル視し、勝手に勝負を仕掛けるのですが、一体、どうなることやら。続きは、ぜひ、同書をお読みください。同作品は、市原隼人主演でテレビドラマ化もされた傑作です!
紙の本
給食は食文化
2020/03/03 10:14
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投稿者:破魔ちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
小学校・中学校と9年間給食だったが、これは食文化だった。年代によって共通の会話があり、年齢差を感じるもの。でも先生は、ずーっと給食。これはこれですごいことだ。給食で時代変遷を感じるであろうし、日本の食文化を目の当たりにするが、そういう意識を持っているか否かである。ただし、この本の教諭は給食が大好きという根底が違う。神対応する生徒に嫉妬し、給食・食べ物が目に浮かび涎必須の読み物になっているところがすごい。
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テレビドラマと同じ部分もあるけど、小説版ならではの展開もあった。小説版のほうが全体にシリアスな印象で、テレビドラマのほうがエンターテイメントな印象がある。
いずれにしても、とにかく給食について熱い展開が多くて楽しかった。
最後のあたりの映画に対応するところは、思っていた以上にシリアスでビックリしたけど、最後のメニューはとても良かったと思う。
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ハンサムだが無愛想な数学教師・甘利田幸男の唯一の楽しみは「給食」だ。市原隼人主演の笑って泣ける学園グルメエンタメ原作本!
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ドラマを見て知った作品。1980年代の給食風景がよみがえる。読んでみるとドラマが原作に忠実に作られているのがわかる。ドラマでは描かれなかった甘利田と御園のロマンスも心地よい。市原隼人のキャラが濃すぎたせいか,本の中の甘利田が市原隼人で固定されてしまったのは仕方がないだろう。まだ手に取ってない方は本を読んでからドラマを見られることをお勧めします。どちらも最上のコメディです。
あらすじ(背表紙より)
ハンサムだが無愛想な数学教師・甘利田幸男。彼の唯一の楽しみは「給食」だ。鯨の竜田揚げ、冷凍ミカン、アゲパン―。構成を見極めバランス良く味わう甘利田に対し、彼を挑発するように斬新な方法で食す生徒が現れた。甘利田はその生徒・神野をライバル視し勝手に勝負を仕掛けるが…。市原隼人主演の笑って泣ける学園グルメエンタメ原作本!
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時は1984年、市立中学校における学校給食を題材とした一教師と一生徒のおいしく給食を食べる密かなバトルの物語。
創立100年とあったが、新制中学は昭和22年からのはずで、年数があわない。旧制中学でも市立ではないからなぁ。でも、そんな些細な点も気にならないくらい物語は面白い。
鯨の竜田揚げなんかが給食に出るなんて昭和のイメージを醸し出します。(バブル期には捕鯨は禁止されていたので、きっと以前よりは出てくる頻度は少なくなっていたはず)昭和の人には懐かしすぎます。
各物語の冒頭の給食の絵?写真?もそうですが、細かい給食描写で食欲がわきまくり。お腹がならないように注意して読んでください。
ラストは良かった。愛を感じます。
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市原隼人主演の映画の原作本。
私は観ていないが、彼の教師役を想像しながらだから読みやすかった。
時代背景が私とそう変わらず、ニヤニヤせずにはいられなかった。
紙製蓋の牛乳瓶、ミルメーク、ソフト麺…(笑)
主人公の食レポを聞いていると、あれ?どこかで聞いた事がある…そうだ!「孤独のグルメ」byテレビバージョン(笑)
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コミカルでよみやすい。
センスは好きなんだけど、なんと言うか凄く惜しい感じがします。面白いけど映像的というか、ドラマのノベライズかと思いながら読み進め・・原作の方と知り、小説ならではのポテンシャルがあるのに、もっと面白くなりそうなのに、という気持ちの方が大きいです。
あの給食。あのメニュー。
もう一度食べてみたいなぁ。
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市原隼人さん主演で2019年秋にテレビドラマが放映され、2020年春に映画が公開、来月からドラマのセカンドシーズンが始まるらしいです。この本は原作本という話ですが、出版されたのが2020年1月…ということは、ノベライズ的な感じでしょうか。
「私は給食が好きだ。給食のために学校に来ていると言っても過言ではない」
だがそんなことは決して周りに知られてはならない…と、心の奥底でのみ給食を愛する数学教師・甘利田と、斬新な方法で給食を楽しむ生徒・神野…1980年代の公立中学校を舞台に描かれる学園コメディです。
甘利田先生は表面上はめっちゃ厳しいのに頭の中は給食のことばかり…でも実は生徒たちのことをちゃんと見ていて、信念の通った良い先生でした。
私の中学時代は残念ながら給食ではなくお弁当でしたが、年代的には結構かぶってるのでとても楽しく読めました〜。先割れスプーンやアルマイトの食器、瓶牛乳やミルメイクなどなど…懐かしかったです。でも鯨の竜田揚げは食べたことないんですよね〜3歳年上の旦那は給食に出たと言ってますが…。
最近の学校給食は班にならず前を向いて黙食とのこと…本当に一日も早く楽しく給食を食べられる日が来て欲しいですね。
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「私は給食が好きだ。給食のために学校に来ていると言っても過言ではない。」
ここまで給食愛に溢れている甘利田先生最高。
映画も面白かったがノベライズも面白い。
ぜひどちらも見てほしい。
教師という立場からそれを生徒にバレてはいけないと思っている先生。(周囲にはバレバレだが)給食献立を凝視する先生。メニューの名前からどんな食べ物なのか想像する先生。(オーロラソースがけとは)給食愛に溢れていて改めて給食っていいよな、と思った。なぜ給食はあるのか考えることができ食育の勉強にもなる作品。
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給食を愛する中学校教師の甘利田と、同じく給食を愛する生徒神野ゴウ。いかに給食を美味しくアレンジして食べるか…給食の時間に静かに火花を散らす2人の戦いが面白い。ドラマは動画サイトで何話か見たことがあって、完全に脳内での甘利田先生が市原隼人でした。
給食美味しかったなぁ…また食べたい。
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母親が料理下手なせいで、並外れた給食好きになってしまった中学校教諭の甘利田幸男が給食を愛しすぎるあまり珍事を巻き起こすコメディー。好敵手神野ゴウや甘利田の行く手を阻む教育委員会の登場も見どころ。
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給食をこよなく愛する数学教師の甘利田と生徒の神野が、いかに給食を美味しく食べるかに全てをかけて、密かにバトルを繰り広げる毎日を描いたストーリー。そして、密かに連帯感を感じ始めていた甘利田と神野。
映画やドラマがあるとは知らずに読んだが、給食の各メニューをいかにも美味しそうに描写していて、なんだかまた給食を食べてみたくなる。
教育委員会の決定により、給食廃止が決まったことを知った後、神野が校内放送で給食への思いを語るシーンはしみた。
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ドラマ「おいしい給食」シーズン1(2019)のノベライズ版。ほとんどドラマの文字起こしだけどきれいな日本語で描かれてる。ドラマで散見する甘利田先生の奇怪な動きは描写されておらず全体的に淡々としてる。会話だけだとたしかに笑う要素は全くないと気づく。ドラマ版が好きだと物足りなく感じるけどこれはこれでいいなあ。学校の図書室においててほしい。