電子書籍
韓国を支配する「空気」の研究
著者 牧野愛博
信念に固執し反論に目を向けない「確証偏向症」が蔓延している!「日本が好き2割」「日本が嫌い2割」「どちらでもない6割」……それなのになぜ反日は止まらないのか?慰安婦や徴用...
韓国を支配する「空気」の研究
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韓国を支配する「空気」の研究 (文春新書)
商品説明
信念に固執し反論に目を向けない「確証偏向症」が蔓延している!
「日本が好き2割」「日本が嫌い2割」「どちらでもない6割」……それなのになぜ反日は止まらないのか?
慰安婦や徴用工をめぐる問題でゴールポストを動かし続ける隣国。文化や観光での交流は盛んなのに、何度も繰り返される「反日」の動き。長く日韓関係を取材してきた朝日新聞前ソウル支局長が、様々な角度から韓国の「空気」を読み解く。
【本書の内容】
第1章 好きだけれど好きと言えない日本
第2章 「ヘル朝鮮」若者たちの格差社会
第3章 ツテとコネが支配する情実社会
第4章 発展する女性社会の光と影
第5章 歴代指導者と韓国文化
第6章 分断国家の宿命
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『笑ってはいけない大統領府 24時』
2023/02/24 00:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ワシ - この投稿者のレビュー一覧を見る
筆者の体験や取材先の「知人」を通じて見聞した物事、最新の各種動向をまとめた本書。「研究」の堅苦しい題とは裏腹に、エッセイやコラムに近い軽い読み物である。
元支局長は伊達でなく、話題や時系列に沿って情報がうまく整理されているので詰め込みすぎや読みにくさは感じさせない。淡々として檄することも悲観する事も少ないが、その分笑えてしまう内容も少なくない。
賄賂や金品授受が当たり前なのに唐突な「接待制限法」施行で、数百円のコーヒーを巡って当局が上を下への大騒ぎ。現場取材を重んじる筆者に「五十過ぎで現場仕事なんて…」と同情。人気だけはあるが実権も中身もない外相。最低賃金の急上昇で破綻寸前の店主が数え切れない中、元アイドル主導の「性接待事件」の舞台となったクラブでは数百~数千万円の酒が毎晩売れる。
大統領府の高官(還暦少しの男性である…)が、「アイブロウで眉を濃くキリッと描いて会食に臨んだ」のには、筆者も笑いをこらえるのがきつかったろう。会食でなにを語ったかは触れられておらず、眉が気になって話に集中できなかったようだ…。
所変われば品変わる、国が違えば価値観も変わる。どちらが良い悪いという事はない。相互理解なんてものが言うほど簡単ではない事も教えてくれる。
本書では北朝鮮の「韓国化」にも触れられているのだが、個人的にはわが日本の韓国化も気になる次第である。職人修行や技術職は力仕事=ブラック・底辺という誤解。理数には進ませたくないが「医学部に進学させたい!」保護者の急増。バラエティ番組では毎日「東大!!」連呼。本書のテーマから相当離れるけれど、脈絡なしに韓国がどうのと始めてみたりと杞憂でない気がするのだが果たして…。