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電子書籍
柳田國男民主主義論集
「憲法の芽を生やせられないか」。経世済民の学として民俗学を興した彼の根底には、常に日本国憲法に通ずる精神が流れていた──。民主主義の推進者・柳田國男を読み直す。
柳田國男民主主義論集
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柳田國男民主主義論集 (平凡社ライブラリー)
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紙の本
民主主義が危機に瀕する時代に、再度、柳田国男氏の思想の根底に流れるものを読み直すことは価値あることです!
2020/05/12 09:12
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、我が国の民俗学を牽引してこられた柳田国男氏の思想を民主主義の推進者、主権者教育の運動家としてと読み直した興味深い一冊です。同氏の考え方の根底には、常に、日本国憲法に通ずる精神が流れていたと言われています。そこで、現在、民主主義が危機に瀕している時代に、改めて同氏の思想の源流に流れている民主主義というものを読み直すことは非常に価値あることだと思います。同書の構成は、「序 柳田國男を読み直すことは民主主義を取り戻すことである」、「第1章 政治の圏外にいる人びとを投票場に連れ出す―柳田国男の大正デモクラシー」、「第2章 日本人は何故公民になれないのか―普通選挙という宿題」、「第3章 誰もが思ったことを思った通りに言える世の中へ―国語教育と言論の自由」、「第4章 いかに選挙民をそだてるか―柳田國男の社会科教育」、「終章 憲法の芽を生やせられないか―柳田國男最終講演」となっています。