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電子書籍
南方熊楠と宮沢賢治
著者 鎌田東二 著
日本の知的水脈において燦然と輝く2つの個性は、自然観と宗教観において多々共通点をもつ。これを表現・思想・人間関係のすべてにおいて比較対照する、類例のない斬新な考察。
南方熊楠と宮沢賢治
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南方熊楠と宮沢賢治 日本的スピリチュアリティの系譜 (平凡社新書)
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紙の本
南方熊楠と宮沢賢治の共通点とは?
2020/05/06 10:54
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、表題にもありますように南方熊楠と宮沢賢治の二人を対照的に捉え、その共通点や違いを独自に見い出そうとした興味深い作品です。この二人は、「自然観察」と「農民芸術」、「熊野」と「花巻」、真言密教」と「法華経」というように、全く異なった立場、状況になるのですが、それぞれに日本のスピリチュアリティの本質を見抜こうとしたという共通点があります。同書では、それを詳細に解き明かしていこうという内容になっています。内容構成は、「序章 二人のM・K―横一面男と縦一筋男」、「第1章 観察と聴取―五感の彼方へ・熊楠と賢治の超感覚」、「第2章 真言密教と法華経―二人のM・Kの宗教世界」、「第3章 1910年の熊楠と賢治―ハレー彗星インパクトと変態心理学」、「第4章 妖怪学の探究と表現」、「終章 生態智を生きる道」となっています。