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知ってはいけない明治維新の真実
著者 原田伊織
徳川政権末期の「徳川近代」という時代の存在は、明治新政権が政治的に江戸時代を全否定することによって抹消されてしまった。本書は、幕末・明治を揺るがした事件を年代順にたどり、...
知ってはいけない明治維新の真実
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知ってはいけない明治維新の真実 (SB新書)
商品説明
徳川政権末期の「徳川近代」という時代の存在は、明治新政権が政治的に江戸時代を全否定することによって抹消されてしまった。本書は、幕末・明治を揺るがした事件を年代順にたどり、勝者である官軍によって歪められた嘘を一つ一つ丁寧に検証していく。
幕臣たちはあの時、何をしていたのか。明治近代という非日本的な時代を清算することにより、江戸以前より脈々と続く、日本の歴史の真実を解き明かす。
目次
- 序章 歴史の検証を阻む薩長史観
- 第一章 黒船来航の舞台裏
- 1 国際環境からみた黒船来航
- 2 老中阿部正弘の対応
- 3 武力行使のできないペリーの事情
- 4 堂々たる初めての日米交渉
- 5 日米修好通商条約は不平等条約か?
- 第二章 勝海舟という虚像
- 1 江戸城無血開城という美談
- 2 咸臨丸は誰が操船したのか?
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歴史の常識を覆す革命的な一書
2020/09/12 20:05
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:historian - この投稿者のレビュー一覧を見る
大河ドラマなどでは幕府の人間は勝海舟を除いて因循姑息で頑迷な愚者であり、薩長の若き志士たちが乾坤一擲の革命を起こさなければ、日本はついに欧米列強の植民地になり果てていたに違いないというイメージがまかり通っている。この本はそういった嘘をすべて暴き立て、真実を白日の下にさらした革命的な一冊だ。幕府は積極的な人材登用で開国という難事を成功裏に進めつつあった、それを長州のテロリストが暴虐の限りを尽くして妨害した、坂本龍馬は実は重要なことを何一つ成し遂げていない、奇兵隊はごろつき集団でその規律たるやひどいものだったなどなど、維新のヒーローのほとんどは実は唾棄すべき悪人だったことが明かされる。特に山県有朋と井上馨の両名は維新早々に大疑獄事件を臆面もなく起こして汚職大国ニッポンの源流を作った張本人として教科書に載せねばならないだろう。