- カテゴリ:一般
- 販売開始日: 2020/04/01
- 出版社: ぶんか社
- ISBN:978-4-8211-8427-9
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中性ということ
2008/11/26 16:08
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:A-1 - この投稿者のレビュー一覧を見る
中性(インターセックス)と聞くと、ファンタジーやSFの世界のことのようでしたが、最近そういった作品(「Is」等)やお話を多く聞く機会があるつけ、やはり本当にそんな状態があるのですね…と認識だけはしていますが…、実際にお会いしたことはありません。
目に見える身体的特徴で最近まで(今も?)赤ちゃんや思春期に手術を受けざるを得なかったり、しなくてもいい医療を受け、体や心のバランスも壊されてしまうこともあったと最近知るにおよび本当に気の毒に思えたものですが、
この作者の方は家族の理解があったようで、(萩尾モトの「11人居る!」の世界だわ♪と言ってしまうおばあちゃまとか)明るく今から昔までの自分の環境を取り巻くものを見つめたものを主なネタとした漫画を書かれています。
作中にも書かれていましたが、中性の方が声をあげないのは、「普通」の認識の偏見と研究者からのがれる煩わしさもあるのだろうとのこと。
そういうこともあろうかと思います。
だって、本当に狭い世間の私ですが、知らない人は本当に知らないし、あり得ないことだと思っていますから。
作者さんには、多分こういった作品で、同じ境遇の方のことを、世の中に知って欲しいと思うところもあるのではないかと思っています。
(内容は赤裸々コメディ寄りっぽいですが…)
この作者さんの場合、女性の特徴は煩わしいらしく、今は男性の意識が強いようです。
(そのスパンは長いようです。)
このことと、いわゆる「性同一性障害」との違いは、季節のようにころっと全く意識や作風が変わることらしく。
その時に強い性別で、感じる世界観の違いもあるのだそうです。
曰く、女性には、お花畑。中に差別的扱いやセクハラなど害虫みたいなのが居たりするものの基本優しいかわいらしいものに囲まれた世界。
男性には、砂漠の向こうに小さなオアシスが見えてるな…といったサバイバル世界。
といった景色らしく、男性にはもっと優しくしてあげようと思いました。(ノT)
男性寄り(?)のネタが少々どぎつい感じもありましたが、色々知らない世界で興味深かったです。