カラー版 身近な鳥のすごい食生活
著者 唐沢孝一
スズメが群がり鳴きながら食べるのはなぜか? 共喰い・死体喰いも辞さぬカラスの食欲、強靭な胃袋で硬い実をすり潰すハト、人や動物の行動を利用して巧妙にエサを捕るハクセキレイ…...
カラー版 身近な鳥のすごい食生活
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商品説明
スズメが群がり鳴きながら食べるのはなぜか? 共喰い・死体喰いも辞さぬカラスの食欲、強靭な胃袋で硬い実をすり潰すハト、人や動物の行動を利用して巧妙にエサを捕るハクセキレイ…。鳥が空を飛ぶには高カロリーが必要である一方、肥満は飛翔の大敵。「軽量化」が生きる術である鳥たちの食生活は工夫と策略に満ちていた! 都市に暮らす鳥を長年観察しつづけた著者が、適者生存のサバイバルを生き抜く鳥たちの食卓に迫る。この一冊で、身近な鳥を「見る目」が変わる。
【目次】
はじめに
1章 都会の鳥
2章 郊外の鳥
3章 秋・冬の鳥
4章 水域の鳥
おわりに
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「食べる」こと
2020/03/24 20:47
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投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
野生動物の一生の大半は「食べる」ことに費やされ、その食生活を観察すれば、生態が自ずと分かるとのこと。本書は30種類の身近な鳥をピックアップし、190点にのぼる写真を参照しながら、その食生活を紹介。私のような鳥の観察初心者にはうってつけの本でした。町中に動物の死骸を見かけないのは、人知れずカラスが食べて処分していたり、都市の緑地はムクドリが害虫を捕捉することで維持されていたり、コサギやアオサギは釣り人に餌をねだったりと、人と野鳥との意外な接点も紹介。本書を片手に身近な鳥を観察しようかなと思いました。
ところで、子供の頃、公園で見かけたのは、ハトやスズメやカラスやツバメ程度でした。最近は、様々な鳥を見かけるなあと思っていたら、もともと林にいた鳥、ぺットだった鳥、海岸沿いにいた鳥等々が、70年代や80年代に都市に進出し繁殖したり、渡り鳥が留鳥化した結果とのこと。鳥たちにとって都市環境は、案外住みやすいのかもしれません。