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わが家は幽世の貸本屋さん-黒猫の親友と宝石の涙-
人でありながら幽世の貸本屋を営む夏織は、ある日、隣家の鬼女・お豊が出産間近なことを知る。その姿に「生みの親」への思慕の念を抱いた夏織は育ての親・東雲との生活に不満を感じた...
わが家は幽世の貸本屋さん-黒猫の親友と宝石の涙-
商品説明
人でありながら幽世の貸本屋を営む夏織は、ある日、隣家の鬼女・お豊が出産間近なことを知る。その姿に「生みの親」への思慕の念を抱いた夏織は育ての親・東雲との生活に不満を感じた自分に落ち込んでしまうが、それを見かねた黒猫であやかしの“にゃあ”からある提案を受ける。
「覚悟があるなら話してあげる。現し世であたしが知った、すべて」
……それは夏織も初めて知る、母・秋穂と“にぁあ”の、ある約束の物語だった-!
怖いけどどこか憎めないあやかしたちを、
情感溢れる筆致で書き綴る感涙の最新刊!
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第3弾
2021/02/17 16:57
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投稿者:くみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
貸本屋を営むあやかしに育てられた人間の主人公が、種族を越境し常夜の幽世をほんのり照らしていくファンタジー第3弾。今作テーマはずばり「愛」だと感じた。前作よりフラグが立っていた恋模様がもどかしさを伴いつつはためき、トキメキが加わり華やかさが増した。恋愛面だけでなくあらゆる「愛」の形が詰まっていて、こんな風に世界が回っていたら温かいな、と思った。本を好むあやかし達の本への考え方、選書の基準がとても繊細に描写されていて興味深く、微笑ましかった。