紙の本
格好良い刑事
2023/02/18 08:22
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投稿者:どらやき - この投稿者のレビュー一覧を見る
鋭敏な動物を思わせる、強く、格好良い高頭刑事。 展開も颯爽としていて、一気に進みます。 猛と、不器用に心が近づいていく過程がとても良いです。 次の作品を早く読みたいです。
紙の本
アクションものに近い
2022/08/21 11:52
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投稿者:lucky077 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ミステリーの要素もありますが、刑事が逃亡するというハラハラ感と以外な協力者を無理矢理巻き込むストーリー、どちらかというとアクション的にどうなるかを読まされました。
紙の本
逃亡刑事
2020/06/29 10:01
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投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
組対部銃器対策課の刑事が射殺された。千葉県警捜査一課の高遠冴子は殺された刑事が追っていた事件を追う。そこで小さな目撃者と出会う。犯人の目星をつけた高頭は犯人を追い詰めていくが、逆に犯人の罠に嵌められ、警察から指名手配をうけてしまう。身の危険を感じた高頭は小さな目撃者と逃亡する。
追い詰められた高頭と小さな目撃者は・・・。
内容は面白いけど、実際にあるのかなぁ、あんな攻撃っていう感じです。
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ノンストップミステリーと書いてあったが、確かにどんどん引き込まれて気がついたら読み終っていたという感じ。中山七里の作品の多彩さは言うまでもないが、本作のようなハラハラドキドキしながらも何とも言えない温かみを感じる作品が特に好きだ。主人公の高頭冴子も彼女の小さな相棒とも言える御堂猛も愛すべきキャラクターだし、脇を固めるヤクザの山崎岳海も相変わらずいい味を出している。御子柴シリーズや岬洋介シリーズのようにシリーズ化されたらいいのにと思う。
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あっという間に場面が変わっていく。読んでいるはずなのに息が切れる。ちょっと疲れた。山崎や猛、佐古じいやセンセイには親近感を持った。警察側は、高頭や郡山を含めチョット馴染めないところがあって、これは何だろうと思いながら読んでいた。
猛はこれから何があってどんな大人になるのだろう。
想像するのが楽しい。
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千葉県警の「アマゾネス」と呼ばれる高頭冴子を主人公とする新作。
警官殺しを目撃してしまった養護施設に暮らす猛。彼を守るために高頭は、猛を養護施設から奪取し、逃亡生活を始める。
千葉県警に沈殿する闇、大阪の無法地帯で暮らす人々、そしてインテリヤクザの山崎…どれをとっても、面白い要素が満載な一冊。
佐古ジイも山崎も、まだまだ登場して欲しいので、是非続編を!
どんでん返しが少なめだったので、星は少なめで…
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昔、昭和の時代に人気のあったテレビ番組で「刑事コロンボ」という外国ドラマがあった。毎回一話で事件が終了する刑事ドラマなのだが、主演のコロンボ役を務めたピーター・フォークが実に良い味を出していて、「うちのかみさんが」というフレーズはちょっとした流行にもなった。
人気の秘密はピーター・フォークの演技だけではなく、独特なストーリー展開と刑事コロンボと犯人との巧妙な駆け引きなど、観るものを引き付ける工夫が随所に盛り込まれていたからだろう。一見愚鈍でお人好しに見えるコロンボがエリート然とした犯人を追い詰めていくという展開は、判官贔屓の日本人が好きなストーリー展開だった。
また、こういったミステリー仕立てのドラマとしては珍しかったのが、犯人が誰かということや犯行の手口が番組の冒頭で明らかになっているという点だろう。視聴者は先に犯人を知り、それをコロンボ刑事が暴いていくという手法は、当時としては 斬新だった。
中山七里さんが書かれた「逃亡刑事 (PHP文芸文庫)」も、先に犯人が分かるというミステリーものとしては珍しい展開の物語だ。事件を追いかけるのは、“県警のアマゾネス”という異名を持つ豪傑な女性刑事というのも面白い。
「単独で麻薬密売ルートを探っていた刑事が銃殺された。千葉県警刑事部捜査一課の高頭班が捜査にあたるが、事件の真相を知った警部・高頭冴子は真犯人に陥れられ、警官殺しの濡れ衣を着せられる。自分の無実を証明できるのは、事件の目撃者である八歳の少年のみ。少年ともども警察組織に追われることになった冴子が逃げ込んだ場所とは!?そして彼女に反撃の手段はあるのか!?(「BOOK」データベースより)」
事件の鍵となる『目撃者の少年』である猛は、両親が養育できず養護施設に入っている8才の少年だ。この少年の人物設定がなかなかの絶妙さで、物語を読み進めていくうちに徐々に少年に感情移入をしてしまった。
また、事件の展開が早くて冴子の前に次々と難題が降りかかってくるので、まさに「息をもつかせぬ展開」で物語が進んでいく。気がつくと一気読みしてしまったぐらい、テンポの良い物語だ。
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千葉県警 刑事部 捜査一課の警部・高頭冴子の活躍を描くノンストップ・ミステリー。
極秘に麻薬密売ルートを捜査していた組織対策課の刑事が、何者かに銃殺される。
そして、『県警のアマゾネス』と称される冴子に警官殺しの容疑(濡れ衣)がかかる。
自分の無実を証明できるのは、事件の目撃者である何と8才の少年・猛のみ。
冴子は、猛を守りながら、敵となった警察から逃れ、ひたすら逃亡を図る。
果たして、冴子の反撃は叶うのか?
しかし、最後の最後に、本当の黒幕が登場しますが、なんとあの人が...
さすが、『どんでん返しの帝王』ですね。
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ノンストップミステリーの謳い文句通り(ミステリー色は薄いが)に、最後まで一気読み。
冤罪に嵌められたアマゾネスの異名を持つ女刑事高頭冴子が、犯罪現場の唯一の目撃者の八歳の少年とともに逃亡。
ヤクザや潜伏先の町の老人たちに助けられながら、反撃に打って出る。
絶体絶命の状況に追い込まれた時、彼女はどうやって切り抜けるのかと興味があったが、いずれも他動的な援助があり危機を脱出。
多少ご都合主義的な展開もあり、少し興ざめの感も。ダイ・ハード的な、彼女自身の力での危機突破を見たかったのは贅沢か。
潜伏先のA地区で社会的弱者たちに接し、一皮むけた高頭刑事の今後の活躍を見てみたいし、
「警察官になって絶対また会いに来てやるからっ。憶えてろっ」と言う、少年猛の将来の姿も見てみたい。
著者のことだから、いずれ続編があるだろう。期待して待つことにしよう。
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男勝りの女刑事が濡れ衣を着せられ、同じく不都合な殺人現場を目撃したため、命の危険に晒された少年を保護しながら逃亡する物語。深町秋生の八神シリーズに似ているが少しマイルド。
権力者相手に噛み付いていく展開はスリリングで面白かった。欲を言えば主人公の男性社会で一歩もひかずに振る舞う今に至るまでのバックグラウンドがもだと描かれるとより入り込めたと思う。
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また新たなキャラ登場。高頭警部、好きだなぁ…。
内容としては相棒とかでも見たことありそうな感じではあるけど、息もつかせぬストーリー展開に一気読み。
そして山崎、相変わらずヤリ手だなー。
いつか渡瀬警部と絡む事件なんかがあることに期待w凄そうだけど^^;
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中山七里さんの作品の中では珍しく女性刑事が主人公のお話
が、いかんせん渡瀬刑事や犬養刑事が良すぎて若干見劣りするように感じてしまう…
正義と悪、かんたんに割り切れるものでもないし立場かわれば簡単に入れ替わるものだと、綺麗事で包まずきちんと8歳児にも伝える冴子さん、クール
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バディものを意識したらしい作品。確かに48時間辺りの雰囲気はありますねぇ。主人公はぶっ飛んでる女性刑事。そのバディはヒートアップに登場した山崎。なかなかのコンビネーション。途中、御子柴弁護士の名前も出るものの登場には至らずちょっと残念。この作品、映画にすべきだな。
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大きな驚きはないけど、スカッとする任侠者。
女刑事の冴子さんが規格外すぎてかっこいい。アマゾネスの異名も伊達じゃない。が、流石にやりすぎ、罪に問われてもおかしくないのでは?!と余計な心配してしまったり。
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組対の男性刑事よりも強いアマゾネス、裏金の秘密を守るための同僚殺害、しっかりし過ぎている8歳の少年、A地区住民の攻撃力、ヤクザとの連携など、個々の要素は非現実的ながら人物描写の巧みさやストーリー展開のスピード感によって一気読みを誘う面白さでした。