電子書籍
クラスメイツ〈後期〉
著者 著:森 絵都
日本のYA文学をきりひらいてきた森絵都が、直木賞受賞後はじめて描く中学生群像。中学1年生24人のクラスメイトたち、その1人1人を主人公にした24のストーリーで思春期の1年...
クラスメイツ〈後期〉
クラスメイツ 後期
商品説明
日本のYA文学をきりひらいてきた森絵都が、直木賞受賞後はじめて描く中学生群像。中学1年生24人のクラスメイトたち、その1人1人を主人公にした24のストーリーで思春期の1年間を描いた連作短編集の2作目。うれしい出会いや、ささいなきっかけの仲違い、初めての恋のときめきや、仲間はずれの不安、自意識過剰の恥ずかしさや、通じあった気持ちのあたたかさ。子どもじゃないけど大人でもない、そんな特別な時間の中にいる中学生たちの1年間。だれもが身にしみるリアルさを、シリアスなのに笑えて、コミカルなのにしみじみとしたユーモアでくるんだ作品集。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
等身大のあの子たち。
2018/11/30 00:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たけぞう - この投稿者のレビュー一覧を見る
非常に質の高い作品だと思い、小学生の娘にすすめたら
一気読みしていました。
作家さんの話をしたら、DIVEの人なんだね、と言っていました。
児童文学系は重松清さんが読書感想文の定番という感じですが、
この作品を含め森絵都さんも同レベルのように思います。
刺激過多の作品がはばをきかせているなかで、
心にスタンプを押していく感じの作風はもっと評価されて
いいと思います。子どもに薦めるならこんな本と思いました。
クラスメイツ<前期>に引き続き、
十二人が後期の各章の主人公を務めます。
前期の十二人と合わせ、二十四人のクラスメイトが
全員登場です。
中学校の入学式の日。
よういどん、とクラス全員でいっせいにスタートを切ったはずでした。
でも遅れてしまう子はいるのですね。
小学校時代はビリに近い子がいてくれて、
助かっていたビリの子のお話です。
心ばかりが焦り、とうとう中学校に行けなくなりました。
誰かがいじめたわけでもないのに。
居場所がないのはつらいことです。
嫌われていじめられるのと、相手にされなくて無視されるのは、
居場所がないという点でつながっています。
どちらがつらいかなんて比べられません。比べる意味すらありません。
そんな子が、クラスに戻れるお話です。
笑わせるのが大好きで、将来は芸人になりたくて
ずっと演技をしているような子。
自分では気がついていませんが、とても気遣いをする子です。
そして気づいている人は必ずいるのです。
クラスのリーダー役の子。
周囲の誰もが一目置く存在ですが、そのために自分を徹底的に
制御するストイックな子。
個性的な登場人物たちですが、個性を誇張せずに自然な感じで
伝えているのが素晴らしいです。出会いに感謝です。
この本はきっと、自分の気になるクラスメイトの
考えを知るきっかけになりますよ。
紙の本
いい!
2016/05/13 09:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:tomo - この投稿者のレビュー一覧を見る
北見2中1年A組のメンバー24人(前期後期で12人ずつ)それぞれに視点を合わせながら、中学1年生という複雑でみずみずしい年頃が描かかれています。
シンプルで、わかりやすい文体で本を読み慣れていない人でもすんなり読めると思います。でも、そこかしこに心にすっと入り込んでくる描写があって・・・ああ、この作家さん好きだな・・・。
DIVEの熱さも大好きでしたが、良い方向(ややこしく難しい方向でなく、シンプルでわかりやすい方向)にその筆力をどんどん向上させていかれているように思います。
今後の作品も楽しみにしています。
紙の本
中学生
2016/03/04 23:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
中学生たちのお話。後編。
やはり前期を読んでから読むほうがいい感じです。前期で未解決だった問題が解決されていきます。
ひとりひとりがああ中学生だなーって感じます。