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クラスメイツ〈前期〉
著者 著:森 絵都
日本のYA文学をきりひらいてきた森絵都が、直木賞受賞後はじめて描く中学生群像。中学1年生24人のクラスメイトたち、その1人1人を主人公にした24のストーリーで思春期の1年...
クラスメイツ〈前期〉
クラスメイツ 前期
商品説明
日本のYA文学をきりひらいてきた森絵都が、直木賞受賞後はじめて描く中学生群像。中学1年生24人のクラスメイトたち、その1人1人を主人公にした24のストーリーで思春期の1年間を描いた連作短編集の1作目。うれしい出会いや、ささいなきっかけの仲違い、初めての恋のときめきや、仲間はずれの不安、自意識過剰の恥ずかしさや、通じあった気持ちのあたたかさ。子どもじゃないけど大人でもない、そんな特別な時間の中にいる中学生たちの1年間。だれもが身にしみるリアルさを、シリアスなのに笑えて、コミカルなのにしみじみとしたユーモアでくるんだ作品集。
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紙の本
わかるわかる
2016/05/13 09:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:tomo - この投稿者のレビュー一覧を見る
北見二中1年A組のメンバー24人(前期では12人)に焦点を合わせながら、少しずつ「中学生たち」が描かれていきます。
大きなドラマがある訳ではないのに、一人一人は人生を賭けて悩んでいる感じがびしいし伝わってきて、確かに中学の時ってこんな感じだったなと思い起こさせてくれます。
現役の中学生はこの本を読んだらどう感じるのでしょうか。きいてみたいです。
読みやすい文体でさらっと読めます。後期も楽しみです。
紙の本
ショートショートをつないだ連作群像劇です。
2018/11/30 00:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たけぞう - この投稿者のレビュー一覧を見る
久しぶりに森絵都さんの作品を読みました。
児童文学系の作品が好きですが、この作品もよく出来ています。
子どもたちの現実を軽やかにおりまぜていく技量に感心します。
森絵都さんの作品の中でも上位に来るのではないでしょうか。
物語は新学期から始まります。
中学校一年生になった子どもたち。みんな不安です。
まずは友達という仲間を作り、安全地帯に入ることが最優先です。
第一話「鈍行列車はゆく 千鶴」
各章の主人公の名前がついているのですね。
前期十二人、後期十二人。
全クラスメートで章立てをした意欲作です。
それぞれの特徴がしっかり出ていて、他人との混じり合いを
通じての人間性がありありと浮かんできます。
まだ前期を読んだところですが、群像劇に対する評価が
変わりましたね。どの章も同じ距離感をとっていて、
特定の人に肩入れをしていないのがいいです。
誰と共感するのかは読む人次第ですが、
クラス全体がなんとなく前進していく感じが出ていて、
等身大感にあふれています。
あんな人いた、こんな子もいたという気持ちに包まれます。
お笑いタイプ、美人タイプ、優等生タイプ、不登校、ドロップアウト。
だれも誇張されていないので、考え方がすっと頭に入ってきます。
森絵都さんは、児童文学の最高の書き手の一人だという
思いを強くする一冊でした。
まだ後期があります。楽しいです。
紙の本
ひとりひとり
2016/03/04 23:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
1クラスの中学生のひとりひとりが主人公のお話。
未解決な問題は続いて後期を読みましょう。
いろいろな思いがありますねー。
中学生がやはり一番共感できそうです。