紙の本
わかるわかる
2016/05/13 09:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:tomo - この投稿者のレビュー一覧を見る
北見二中1年A組のメンバー24人(前期では12人)に焦点を合わせながら、少しずつ「中学生たち」が描かれていきます。
大きなドラマがある訳ではないのに、一人一人は人生を賭けて悩んでいる感じがびしいし伝わってきて、確かに中学の時ってこんな感じだったなと思い起こさせてくれます。
現役の中学生はこの本を読んだらどう感じるのでしょうか。きいてみたいです。
読みやすい文体でさらっと読めます。後期も楽しみです。
紙の本
ショートショートをつないだ連作群像劇です。
2018/11/30 00:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たけぞう - この投稿者のレビュー一覧を見る
久しぶりに森絵都さんの作品を読みました。
児童文学系の作品が好きですが、この作品もよく出来ています。
子どもたちの現実を軽やかにおりまぜていく技量に感心します。
森絵都さんの作品の中でも上位に来るのではないでしょうか。
物語は新学期から始まります。
中学校一年生になった子どもたち。みんな不安です。
まずは友達という仲間を作り、安全地帯に入ることが最優先です。
第一話「鈍行列車はゆく 千鶴」
各章の主人公の名前がついているのですね。
前期十二人、後期十二人。
全クラスメートで章立てをした意欲作です。
それぞれの特徴がしっかり出ていて、他人との混じり合いを
通じての人間性がありありと浮かんできます。
まだ前期を読んだところですが、群像劇に対する評価が
変わりましたね。どの章も同じ距離感をとっていて、
特定の人に肩入れをしていないのがいいです。
誰と共感するのかは読む人次第ですが、
クラス全体がなんとなく前進していく感じが出ていて、
等身大感にあふれています。
あんな人いた、こんな子もいたという気持ちに包まれます。
お笑いタイプ、美人タイプ、優等生タイプ、不登校、ドロップアウト。
だれも誇張されていないので、考え方がすっと頭に入ってきます。
森絵都さんは、児童文学の最高の書き手の一人だという
思いを強くする一冊でした。
まだ後期があります。楽しいです。
紙の本
ひとりひとり
2016/03/04 23:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
1クラスの中学生のひとりひとりが主人公のお話。
未解決な問題は続いて後期を読みましょう。
いろいろな思いがありますねー。
中学生がやはり一番共感できそうです。
投稿元:
レビューを見る
やっぱり児童書の森絵都さんがすき!
と、再認識。中学生へ進学したクラスメイトひとりひとりの心情を丁寧に描いている。
人間関係が少しずつ煩わしいものどと気づいたり、男女のあれこれに敏感になったり、家庭環境でイライラしたり、本当色々だよねっていうのが詰まった前編。
読み切るのが惜しくてひとりひとりのお話にとても時間をかけて読みました。後期も楽しみ!
投稿元:
レビューを見る
短編連作。中学生。中学1年生1クラスの春~夏。周りにの人たちにはいろんな背景があるってわかったら、少し優しくなれる気がする。
投稿元:
レビューを見る
中学生の青春や悩みなどを描いているのだが自分もこんな感じだttなと懐かしく感じる。多感な時期という事もあり、クラスや友人関係、身嗜みなど悩む事もたくさん。等身大でありのままの中学生をリアルにそして、さわやかに表現をされている。前期を読了したので後期をこのまま、読んでいきたい。
投稿元:
レビューを見る
中学1年A組24人のクラスメイトそれぞれを主人公にした24のストーリー。子どもじゃないけど、大人でもない。そんな特別な時間の中の、出会いや悩みや行き違いを温かく描く。
投稿元:
レビューを見る
中学に入学した1年A組の生徒24人をそれぞれ主人公にした連作短編集。前期はまず12人。
クラスに初めて入る日の不安やドキドキ、友だちとの関係、部活、恋愛、、、色々な出来事・思いが短いけれども丁寧に描写されていて、微笑ましく、眩しい。。
残り12人もどんな思いで中学1年を過ごしているのか、後期も楽しみ。
投稿元:
レビューを見る
やっぱり森絵都好きだなあ…。特にこういう世代の愉快な話が好きだ。
中学1年生、入学から進級まで、クラスメイト24人・24編の短編集。
どんなに完璧に見えても、どんなに地味でも、それぞれエピソードがあるもので…。
吉田くんおもしろいな。そしてとりあえずヒロくんめんどくせえ!
投稿元:
レビューを見る
中学一年生A組24人それぞれの話し。前期は12人。
2014.6.24
投稿元:
レビューを見る
+++
日本のYA文学をきりひらいてきた森絵都が、直木賞受賞後はじめて描く中学生群像。中学1年生24人のクラスメイトたち、その1人1人を主人公にした24のストーリーで思春期の1年間を描いた連作短編集。前期・後期の全2巻。 うれしい出会いや、ささいなきっかけの仲違い、初めての恋のときめき、仲間はずれの不安、自意識過剰の恥ずかしさや、通じあった気持ちのあたたかさ。子どもじゃないけど大人でもない、そんな特別な時間の中にいる中学生たちの1年間。だれもが身にしみるリアル。シリアスなのに笑えて、コミカルなのにしみじみとしたユーモアでくるんだ作品集。
+++
小学校を卒業し、中学に入学するというのは、子どもたちにとって特別なことだろう。知っているメンバーも多いとはいえ、きのうまでとはまるで違う世界に放り出されたような心許なさや、いままで知らなかった世界を知ることができるわくわく感が入り交じって、複雑な心持ちでいることと思う。そんな24人がバトンタッチするようにひとりずつ主人公になっていく物語である。人間関係とクラスでの立ち位置を確保するのが彼らにとってどれほど大切なことかがわかるし、クラスという世界がすべての中学生の、まだまだ子どもに見えても大人顔負け、あるいは大人以上の生存競争の激しさに目を瞠ったりもする。24人の彼らが振り返って懐かしいと思えればいいな、と思わされる一冊である。
投稿元:
レビューを見る
そうそう、こういう森絵都さんを待ってたんです!!
久々のYA作品で懐かしいやら嬉しいやら。
笑える部分とチクっとくる部分のバランスが絶妙。
中1のクラスの生徒それぞれの短編か繋がっていくのですが、人によって考え方も敏感な部分も違って、ここまで書き分けられるってやっぱりすごいと唸りっぱなし。
ただ、これが今の中学生のリアルかといわれるも疑問が。
『カラフル』や『つきのふね』をリアルタイムで読んでいた世代から抜け出ていないというか…。
でも、今も昔も中学生のリアルって、根底は似たようなものなのかもしれませんね。
投稿元:
レビューを見る
このちゃんが給食をおかわり…まるでうちのこのみじゃん(~_~;)
本人に読ませねば!
てか、文庫本になったら買おう。
吉田くんがよかった。
後期も図書館に予約しよう。
投稿元:
レビューを見る
森絵都さんのYAにどっぷりつかった中学生時代。
YA作品はいまも好きで、とり上げられた本やきになったものは定期的にチェックしているけど、こんなに、ほっとしたのは久しぶり。
今の中高生のリアルを追いかけたら、(しょうがないのはわかるんだけど)SNSツールの使い方にずっともにょるものが多くて…
だけどこの作品は、いつの時代の子も感じる繊細な思いを大事に掬っていて懐かしさも感じつつ、きっと今の中高生にも響くと思った。
投稿元:
レビューを見る
前半終わりました。
今中学生だけど、共感できるとことできないところがあったかも(..)
少し大袈裟のような気がするけど、登場人物と一緒にドキドキしたりワクワクしたりできる本です。
後半に期待!