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電子書籍
浪漫疾風録
著者 生島治郎 著
二十三歳の越路玄一郎が入社したのは、個性派揃いの梁山泊のような出版社だった。部長の田村隆一に仕事を叩きこまれ、都筑道夫の後を受けて『EQMM』編集長を務め、そして作家に。...
浪漫疾風録
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商品説明
二十三歳の越路玄一郎が入社したのは、個性派揃いの梁山泊のような出版社だった。部長の田村隆一に仕事を叩きこまれ、都筑道夫の後を受けて『EQMM』編集長を務め、そして作家に。一九五六年~六四年の疾風怒濤の編集者時代と戦後ミステリの草創期を活写する、ハードボイルド作家の自伝的長篇小説。
〈巻末エッセイ〉河合 靖/〈解説〉郷原 宏
■目次
地獄へようこそ/悪戦苦闘/汗みどろの日々/粋で貧乏で/色やら恋やら/走り出す人々/ミステリ戦国時代/さらば編集者/あとがき
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紙の本
生島治郎氏の自伝的長編傑作小説です!
2020/07/20 09:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、『傷痕の街』、『追いつめる』、『黄土の奔流』、『夢なきものの掟』、『片翼だけの天使』など話題作を次々に発表してこられた生島治郎氏の自伝的小説です。同書の内容は、23歳の越路玄一郎が主人公として語られます。実はこの主人公こそが著者自身の投影なのです。彼が入社したのは個性派揃いの梁山泊のような出版社でした。部長の田村隆一に仕事を叩きこまれ、都筑道夫の後を受けて『EQMM』編集長を務め、そして作家に転身します。1956年から1964年の疾風怒濤の編集者時代と戦後ミステリの草創期を活写したハードボルド作家の長篇小説です。なかなか面白い作品となっています。
紙の本
早川書房の人たち
2022/10/10 21:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にゃんぱり - この投稿者のレビュー一覧を見る
常盤新平さんの「片隅の人たち」、福島正実さんの「未踏の時代」と早川書房にかかわる人々を見てきましたがこの本が最も生生しく感じられました。登場する人が作者以外全員実名ということもありますが後に詩人となった先輩の田村隆一さんとのエピソードや遅刻にうるさい社長の話しなどがリアルに感じられました。
若い編集者の成長物語としても楽しめました。