紙の本
ハードカバー買い損ねて今更購入
2021/03/13 05:48
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投稿者:まったり - この投稿者のレビュー一覧を見る
ペニーワイズのイメージからピエロが殺人(復讐)の手伝いをするという見出しで興味をそそり読んでみましたが、結果読書してて良かったーと言える内容でした。
ラスト数行でタイトルと文庫本の表紙を回収してたので良かったです。
誰かの為に何かを成したときそれぞれが救われたのかな(ToT)
ネタバレ無しで読むことをオススメ致します。
紙の本
小林さんにハマる
2020/11/21 02:14
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投稿者:ゆかの - この投稿者のレビュー一覧を見る
まだ二作しか読んでいないけど、小林さんの作品は本当に心に刺さるし響く。
ペニーは、確かに罪人だけれど、最後の祈りはとても優しい。雅代ばあちゃんとペニーみたいな大人が多い世界だといいのにな。
紙の本
罪人が祈るとき
2022/05/25 16:02
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投稿者:なみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
息子が壮絶ないじめを受けて自殺し、妻も後を追い、自殺。
殺人はいかなる時もしてはいけないこと。だが、息子がいじめという殺人にあっても、証拠が無ければ加害者は無傷で。だから父親が復讐したら、それは罪。...よく分からなくなってきた。
本当の罪人は誰ですか? という問いがあった。答えが出ない問いだった。
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ある少年の自殺から波及する自殺や殺人事件。本当の罪人とは?悪とは何か?色々考えさせられたミステリー小説でした。
学校でいじめにあっている時田の視点と自殺した少年の父親の視点が交互になって物語は進行します。最初は関わりのない2人だったのですが、段々と2つの物語がリンクしていきます。どちらもテーマはいじめなのですが、とにかくいじめの酷さといったら、度を超えていて、憤りを感じるばかりでした。描写が生々しく、リアルさが際立っていました。
また、この作品では、様々な悪が登場します。自己保身のためや自己満足のため、復讐のために悪になるなど誰にでもなりうる悪が登場するので、「悪」としての疑問が色々と頭に思い浮かび、考えさせられるばかりでした。また、いじめや殺人はもちろんいけないことですが、何とか打開策があったのではと思うばかりでした。
ストーリーとしては、ちょっと捻ってはいるものの、こう進むのではないかと思わせてくれる路線に進むので、特にあっと驚くような感じではありませんでした。
それよりも本当の罪人は誰なのか?を読み手に考えさせてきます。読んだ余韻がじんわりと響き続け、書いている今も答えに困るなぁと思いました。
何が正解なのか。答えを出すことは難しいですが、周りの人と共有することで、より良い方向へと進めれば、自ずと見えてくるのではと思いました。
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2020年7冊目。
設定の妙で読ませた前作に比べると、物語自体のインパクトは控えめだが、圧倒的な人間ドラマは健在。一つ一つの場面がいちいち胸に響いて来る。許されざる罪人ではあるけれども、どうか彼の祈りが届きますように、と願わずにはいられない。
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人間の感情、繊細で扱いづらい。感情は幸せ、憎しみどんなものにも成り得る。イジメや自殺、つまり負の感情には負の感情が集まる。自分の感情、他人の感情、感情は人生にずっと付き纏うやっかいなものだ。
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スラっと読めた。復讐劇なのか、同情も感じる1冊。愛が感じられるけど、何が良くて何が悪いのかとにかく感動!
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内容は重いけれどスピード感があり、ほとんど一気読みでした。面白かった!
自分だったら…本当に同じ立場になったら「殺人は絶対にいけないことです。」って言えるだろうか???…考えさせられる内容でした。イジメで未だかつて警察が動くことはほとんど無に等しく…そんな中で追い詰められたら。
どうだろう?絶対にペニーを責められない、って思った。
小林由香さんの本は、これが初めてでしたが「イノセント」も購入したくなりました。
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主人公の少年が住む町では、三年連続で同じ日に自殺者が出たため「十一月六日の呪い」と噂されていた。学校でいじめに遭っている少年は、この日に相手を殺して自分も死ぬつもりでいた。そんなときに公園で出会ったピエロが、殺害を手伝ってくれるという。本当の罪人は誰?感動のヒューマンミステリー!
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いじめられてた少年とピエロが出会っていじめた少年たちを復讐していく。そして、ピエロの過去もわかってきて、、、最後の刑務所に風船を飛ばすのには結構泣かされました。
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ピエロが登場してITみたいで怖いと思ったら全然そういう話ではなかった。
小粒と言えば小粒な作品ではあるけれど、とても考えさせられる内容でした。
加害者と被害者、そして復讐と、以前読んだ『ジャッジメント』とも通じるようなテーマが感じられました。
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読みながら何度もいたたまれない気持ちになりました。何かあったら何でも言えばいい。当たり前に言う言葉かもしれないけど、本当に何かあった時に打ち明けることはができるのか…打ち明けてもらえるのか… そして何が罪なのか…心が揺さぶられました。
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善悪の判断…法律の物差しを当てると複雑化しますね?他人の人生にピリオド打つ行為自体が、何をもってしてもまず“悪”である必要がある。そこは相手がどんな悪であろうと普遍なんですね。その巻添え食って残された遺族は本来どうあるべきなのか?
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一気読み。
何度か苦しくなる場面も。
ペニーといじめられている少年少女との出会い。
ペニーの過去。
どうにもならない苦しみ。
タイトルの意味も最後の方に。
印象に残った文章、場面など
p14-7~9
p23-13~14
p40-4~41-10
p56~58
p123-12~13
p156-8~12
p181-11~182-5
p242-7~243-11
p293-1~3
p295-15~16
p319-13~14
p322-7
p330-6~最後まで
p336-15
p337-8~9等
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少年が住む町で、三年連続で同じ日に自殺者が出ます。学校でいじめにあっている少年は、この日に相手を殺して自分も死ぬつもりだったのですが、ピエロか現れて自分を救ってくれるという話をもちかけます。
一日で一気に読み終えました。それほど、読み手を引き付けるストーリー展開です。
この世の中、何が正しいのか、本当の悪とは何なのかをこのご時世、改めて考えさせられる一冊でした。