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電子書籍
日本人はいつから働きすぎになったのか
著者 礫川全次 著
常態化した長時間労働、進んで引き受けるサービス残業、苛酷なノルマや理不尽なパワーハラスメントの横行──。過労死・過労自殺への道を、みずから歩みながら、不満を表明することさ...
日本人はいつから働きすぎになったのか
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日本人はいつから働きすぎになったのか 〈勤勉〉の誕生 (平凡社新書)
商品説明
常態化した長時間労働、進んで引き受けるサービス残業、苛酷なノルマや理不尽なパワーハラスメントの横行──。過労死・過労自殺への道を、みずから歩みながら、不満を表明することさえしない日本人。そうした「勤勉精神」は、いつ生まれたのか。どういう系譜をたどって、今日にいたったのか。私たちを「勤勉」に駆りたててきたものは何か。そのメカニズムを歴史的に探る。
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「勤勉」に価値はあるか?
2017/07/09 12:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:猫目太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「日本人は勤勉」と誇らしく(特にお偉いさん)自慢するが、果たしてそうだろうか?その代表で、現代でも神格化される「二宮尊徳」の実像はどうだろうか?宗教的、思想的な影響はどうだろうか?本書は検証段階で結論は出していない。言えることは、今だに「勤勉性」に価値を見出そうとする考えが「合理的」ではなく、思想性と宗教性に支えられる「非合理的」ということだ。それは「自発的」であり、結果として「自己責任」となり、過労や過労死を解決しようとしない。決して勤勉性は、国民性では無く、わずか百年間の出来事だったと思える。なぜ「怠惰」はいけないのか?お偉いさんは、それを「悪」としてきたのか?それを考えたい(個人的には、怠惰や怠慢は大好きだ)