電子書籍
語るボルヘス
1978年6月に,ブエノスアイレスのベルグラーノ大学で行われた連続講演の記録.ボルヘスが選んだテーマは,「書物」「不死性」「エマヌエル・スヴェーデンボリ」「探偵小説」,そ...
語るボルヘス
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
語るボルヘス 書物・不死性・時間ほか (岩波文庫)
商品説明
1978年6月に,ブエノスアイレスのベルグラーノ大学で行われた連続講演の記録.ボルヘスが選んだテーマは,「書物」「不死性」「エマヌエル・スヴェーデンボリ」「探偵小説」,そして「時間」.――「この五つのテーマはわたしの内面と深くかかわっていて,これまで自分が思念を凝らしてきたものなのです」(ボルヘス).
目次
- 序言
- 書物
- 不死性
- エマヌエル・スヴェーデンボリ
- 探偵小説
- 時間
- 解説(木村榮一)
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
斬新で説得力に溢れた言葉たち
2018/09/30 13:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ペンギン - この投稿者のレビュー一覧を見る
ボルヘスの講義は、哲学的はテーマを扱っても、非常にファンタジックなところがとても好きです。難解と評される小説からは想像できないほど、分かりやすく丁寧な語り口なので非常に読みやすいです。本のタイトルはいまひとつですが、読んで損はありません。
紙の本
パラダイスの書物
2017/11/01 21:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Hyperion64 - この投稿者のレビュー一覧を見る
つまるところ、書物を宇宙化する試みはボルヘスの前にはその試みさえなく、ボルヘスの後には誰もその衣鉢を継ぐ文人は出なかった。この5つの講話は哲学でもなく、書誌学でもなく、宗教でもない独自の知性のあり方を我ら凡庸な読書人にも開示してくれる。
こんな知の愉悦をふんだんに味わせてくれる本はほんとうに少ない。とくに「時間」についての古今東西の至言を散りばめた講話は、「永遠」を一瞬垣間見せてくれるほどの生彩ある内容だった。例えば「何かが自分から別れた瞬間に時は流れる」など。
これ一篇でも読んでおけば、退屈もしくは非情な日常が異なる様相を帯びる。