読者から大人気の喜多喜久氏の「死香探偵」シリーズ第4弾です。
2021/04/03 11:15
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、『ラブ・ケミストリー』、『青矢先輩と私の探偵部活動』、『桐島教授の研究報告書 テロメアと吸血鬼の謎』のほか、「化学探偵Mr.キュリー」シリーズ、「死香探偵」シリーズなどの人気作を次々に発表されている喜多喜久氏の作品です。同書は、その「死香探偵」シリーズの第4弾です。死臭が食材の匂いに感じる潤平と、分析科学のスペシャリストの風間がコンビで難事件に立ち向かいます。同巻では、ホームレス狩りの現場に残る二つの死香、幼女誘拐事件で漂った緑茶の香りを嗅ぎ解く中、二人の住む高セキュリティーのマンションにまたも不審な郵便物が届きます。差出人を追う二人が辿り着いた人物とは一体誰だったのでしょうか。続きは、ぜひ、同書をお読みください。
BLではないのに
2022/09/02 01:02
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんとなく、BLの雰囲気がしました。筆者は、決してそんなこと考えてないのでしょうけど……。死臭についての特殊才能有りの潤平と、分析科学の一人者の風間先生のコンビが、その雰囲気かもしだすのは、発生する事件のせいか?
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死香を食べ物の匂いに感じる潤平と、それに協力する風間。
毎回思うのが、純粋にミステリーとしては面白いんですけど、ホントBL強調するのやめて欲しいです…しかも、回を追う毎に強くなってる気がします…
風間一家も中々の曲者揃いで、味方になれば良いけど、敵に回すと厄介そうですね。
またもラスト、月森の影が。
決着はつくのか、次も楽しみです。
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巻を重ねるごとにBL臭が強くなっていくなぁ。この物語はどこに行きつくんだろう。お米の香りを再現できた、終わりーではないだろうし。
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死香探偵第四弾。
今作も前作同様、風間と潤平のコンビが死香を駆使して警察の事件解決に協力する物語でした。
今作は前作までの風間と潤平の関係性を匂わせる作風ではなく、風間の父親の登場などで、ますますBL寄りに近づけた作品になっていたので少し残念に感じました。
最後に対立者である月森との抗争が始まりそうな終わり方であったので続編が楽しみです。
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前作、直接的なやり取りがあったのでその続きかと思ったら、通常の死香分析からの謎解きと新しい登場人物とのやり取りでした。が、ラストが次作へ繋がる期待感有りの終わり方だったので楽しみです。
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シリーズ第4弾。
3話からなる短編集。
3話ということもあり1話ずつ短すぎず丁寧な内容となっております。
死香を感じる主人公と分析科学専門の教授2人がお互いを大切に想う気持ちもだいぶBL風になってまいりましたが、個人的には今のままくらいが読みやすい。
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最新刊まで読み終わってしまった
蓮城さん、とても好みです
最後の話はまさかのあの人が登場
薔薇の香りが止まらない
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風間と同居することになった潤平。だがセキュリティーの高いマンションに、不審な死香が付着した郵便物が? 人気シリーズ第4弾! 文庫書き下ろし。
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潤平の影響か、風間が当初より人間らしくなってきた気がする。
それぞれの短編にまつわる事件の真相もそれなりに重いテーマだが、深く追求することなく死香に特化しているのも読みやすい。
挿話は必要だったのだろろうか?
やはり風間と潤平をどうにかしたいのだろうか?
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死臭が食材の匂いに感じる潤平と、分析科学のスペシャリストの風間。今回、ホームレス狩りの現場に残る二つの死香、幼女誘拐事件で漂った緑茶の香りを嗅ぎ解く中、二人の住む高セキュリティーのマンションにまたも不審な郵便物が届く。差出人を追う二人が辿り着いた人物とは!?
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主人公の桜庭潤平は、死香に敏感で、食材の香りとして感じることができる。研究者の風間由人とともに、警察の殺人事件等に協力している。風間は、研究一筋だが、事件を簡単に見過ごすことのできない潤平に影響を受け、少しずつ変わってきた。風間のマンションに潤平が一緒に住むことで、さらに潤平の意向を尊重することを重視するようになったのだ。この辺のやり取りが、今回の短編集(3篇)の見どころかもしれない。最後に、潤平の取り込みを狙う月森が少し出てくる。3篇目の黒幕はやはり月森だったのだ。不気味だ。次巻の展開が気になるところだ。
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潤平の周辺が物騒になりつつあって、安心して捜査ができない4巻。
ついに風間先生と同居(というか寧ろ同棲)することになり、物騒な中でも二人の親密度はますます上がってはいるのだが。
深夜、寝ている潤平の様子を逐一見に行く先生。
何か色々な意味で心配になってくる。
(誤解を招くと言われて、潤平の両親への挨拶を遠慮された先生である。そりゃ誤解を招く)
今回もマンネリ化しそうである死香ネタで「こういうパターンもあるのか!」とびっくりさせられる話があり、面白かった。
該当するのは最初の事件。
次から次へ新しいネタを投入してくれるので飽きが来ないのは本当に凄い。
その分、潤平の食べられる物が減っていくのが本当に辛いところではあるが。
以前、潤平の妨害をしてきたキャラがいた分、今回彼の周辺が物騒なのが本当に不安で仕方がなく、事件のネタが面白いのに安心して読めず、常に何かしら疑う不安な読書となった。
結局、このネタばらしは「ええ!?」と肩透かしを食うような話で、ある意味安心はできたのだが、最後の最後で明かされた視点で不安も残すという。
再びの邂逅はあるのだろうか。
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「死の真実は、果実を育む香の奥に」
わずかに香る匂いの元はやはり。
一人目は因果応報と言われても仕方ないかもしれないが、二人目は話をすべきだったのかもな。
全てを語らず一線を引いているからこそ成り立つ関係もあるから、線引は難しいことだよな。
「死の隠れ家は、愛情の香りに包まれて」
崩れ去った日常は元々歪であり。
本当の目的は分からないが、我慢出来なかったという事は少なくとも考えてはいたのだろうな。
もっと自分の子にも興味を持ち家族としてなりたっていたら、事件自体起きなかったかもな。
「死への渇望は、はるか彼方にて香る」
過去を断ち切るために起こした。
許される事ではないだろうが、わざわざ同じ土俵にあがり犯罪者になる道を選ぶのも損だよな。
異常な現場を目撃しただろうにも関わらず、何も聞こうとしなかったのは何故なのか疑問だ。
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死香のサンプル数が増えてきたお陰で類型化が可能になりつつあるので、ストーリーの幅が広がって面白くなってきた。
ただ、BL的な雰囲気を匂わせるところは全く不要なので、本当にやめて欲しい。