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5年後に笑う不動産
著者 長嶋修
都心部で高騰するマンション。人口減少エリアで急増する空き家。これから住まいを買っても本当にいいのか。すでに所有している住まいはどうしたらいいのか――。人生100年時代の不...
5年後に笑う不動産
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
5年後に笑う不動産 マンションは足立区に買いなさい!
商品説明
都心部で高騰するマンション。
人口減少エリアで急増する空き家。
これから住まいを買っても本当にいいのか。
すでに所有している住まいはどうしたらいいのか――。
人生100年時代の不動産戦略!
マンションは足立区に買いなさい!
●2022年以降、資産格差がさらに広がる
●日本の不動産価値は46%下落する
●「上昇・維持」「下落」「無価値」3極化する不動産市場
●価値が下落し、安く買える家ほど危ない
●かつて人気のなかった街のマンションが脚光を浴びる
●狙い目は「千歳烏山」「巣鴨」「大山」「川崎」
●湾岸エリアは「第二の多摩ニュータウン」にはなりえない
●田園都市線沿線の「勝ち組エリア」が負け組に転落するとき
●駅から離れた高級住宅街のブランド価値は剥落する
●建て替えもできずスラム化の一途をたどる築50年の団地
●不便な郊外エリアが無価値化する「立地適正化計画」の破壊力
●無価値化エリアも首長の戦略と行動次第で、活性化し人口も増える
●将来“売れる”戸建て住宅の作り方
●上質な賃貸物件が増え、高齢者でも借りやすい時代になる
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紙の本
不動産は三極化の時代へ
2017/10/25 22:31
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投稿者:melon - この投稿者のレビュー一覧を見る
不動産は都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)のような利便性の高いところ、立川などの郊外でも駅直結のマンションなどは価値が上昇する勝ち組に。そして大半は徐々に価値を減じるものに。そしてあまりに不便な立地の不動産は価値が0どころか、固定資産税を支払う義務が生じるなど負動産になってしまうという筆者の論調はもっともだと思う。
東京圏だけでなく、地方でも県都などの発展しているところはまだしも、鉄道があまり来ない土地はもう負け組確定であろう。車社会であった過去から鉄道の時代へと戻ってきているのではないか。
副題となっているマンションは足立区に買うべきだという主張は間違いない。本書で書かれているように西高東低という常識も、もはや意味を成さなくなる可能性がある。西側が優位なのは武蔵野台地の上で安全性が高いことであるが、そもそも安全性よりも利便性が重視される現在では、イメージで高い価格になっている西側のブランド力が落ちる可能性があり、一方で割安感のある東側が相対的に優位になるだろう。その象徴が北千住だ。足立区というマイナスブランドが払拭されて、利便性が高い割りに割安というポイントが今後期待できるところだ。個人的には武蔵小杉も当面は安泰、川崎は成長が見込まれるのではないか。大宮、船橋も有望だろう。
さて本書では子供の医療費無料が良い政策であるかのように書かれているが、本当にそうだろうか。無料は確かに嬉しいかもしれない。しかし日本全体でみると、本当は病院に行く必要がないのに無料だからと病院に子供を連れて行く親が増加し、無駄な医療費がかかることとなる。それは税金から支出されるわけだ。このような無駄を無駄だと大衆が主張しないのが残念だ。親はそれで完全にhappyなのかといえば、そうではない。共働き世帯が増え忙しいのに、無駄に病院に連れて行く親が増加していることで病院は混雑し、本当に必要なときも待たされることとなる。それが望ましいこととはいえるわけがない。このような日本社会全体のことを考慮して本を作って欲しかった。流山市の子育て政策は好感の持てるもので、右ならえで子供の医療費無料化をするのではなく、工夫をしてもらいたい。