読割 50
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刑事の遺品
著者 三羽省吾
兄弟刑事が時を超えて亡き父の汚名を雪ぐ。 津之神西署の巡査部長・高岡守はその夜、港湾部で引き揚げられた刺創のある水死体を見て、思わず自身の目を疑った。遺体は、自らが一カ月...
刑事の遺品
刑事の遺品 (小学館文庫)
商品説明
兄弟刑事が時を超えて亡き父の汚名を雪ぐ。
津之神西署の巡査部長・高岡守はその夜、港湾部で引き揚げられた刺創のある水死体を見て、思わず自身の目を疑った。遺体は、自らが一カ月前に取り調べたばかりの薬物の売人と思しき男「木村正」だったのだ。すぐさま県警に捜査本部が立ち上がり、守をはじめとした所轄の刑事たちが聞き込みを始めたものの、不可解なことに被害者の名前以外の情報が何一つ得られない状況が続いた。一体、この男は誰なんだ? 捜査が暗礁に乗り上げる中、警察庁から県警に異例とも言える人事で守の兄・剣がやってくる。剣は警察庁の指示で不自然な県警の金の流れを暴くために送り込まれた一方で、その警察庁にも明かさず、汚名を着せられたまま殉職した父の最後の事件を探ろうとしていた。情熱と刑事の誇りを胸に目の前の事件の真実を追う所轄の弟・守と、決して冷静な姿勢を崩すことなく二十一年前の事件の真相に迫ってゆくキャリアの兄・剣。時を隔てた二つの事件が次第に交錯し始めた時、反目しながらそれぞれの捜査を進めていた兄弟を導いたのは、父が遺した一冊のノートだった。
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紙の本
兄弟の結束
2022/07/24 14:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キレイな富士山 - この投稿者のレビュー一覧を見る
性格が違う二人の兄弟刑事が、最初はぎこちないやり取りではあったものの、同じく刑事であった亡き父親の汚名を晴らすべく、悪事に立ち向かう様は、さすが!と思う。
紙の本
やっぱり、兄弟ですね・・・。
2021/03/12 10:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
警察のキャリア官僚の高岡剣は自ら進んで県警へ異動を申し出た!しかしその目的は殉職した父の汚名を返上することであった。父は暴力団に情報を流したと噂されて無念のまま亡くなったのであった。
剣の弟の津之神署刑事の高岡守は先日釈放された容疑者が殺害された事件の捜査を始める。その容疑者は名前だけしかわからず、家族の有無はもちろん戸籍まで出てこない人物であった。事件のカギを握る暴力団にアプローチするも県警本部に止められ何もできずいた。
剣の目的は叶うのか、守の捜査は?
作者の作品は初めてでしたが、なかなか面白かった。