- カテゴリ:一般
- 販売開始日: 2021/04/15
- 出版社: 新書館
- レーベル: 新書館ディアプラス文庫
- ISBN:978-4-403-52179-9
電子書籍
それは言わない約束だろう
旨くて安いと評判の定食屋、いせや。大学生の公彰は、そこで働く竜一に「ほんま美味しそうに食べるから」という理由で気に入られ、彼に構われながら夕食をとるのが日課になっていた。...
それは言わない約束だろう
それは言わない約束だろう (新書館ディアプラス文庫)
商品説明
旨くて安いと評判の定食屋、いせや。大学生の公彰は、そこで働く竜一に「ほんま美味しそうに食べるから」という理由で気に入られ、彼に構われながら夕食をとるのが日課になっていた。ある日、公彰は竜一が本気でお笑いの道を目指していることを偶然知ってしまう。芽が出ないまま、もうすぐ十年。ふだんは能天気にさえ見える竜一の思わぬ真剣さに、夢を持てない公彰は憧れを抱くようになるが……。
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紙の本
現実味あふれるお話
2012/11/02 13:40
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はにーとーすと - この投稿者のレビュー一覧を見る
お笑い芸人シリーズではないですが、少しだけ関連したお話です。
こちらは成功しないストーリー。
定食屋で働いていてる竜一(攻め)とその定食屋の常連の大学生、公彰(受け)のお話です。
普段はへらっとしている竜一が実は芽の出ない芸人だと知ってしまう公彰。
夢を叶えるために頑張っているけど、頑張るだけでは成功しない、
そんな現実味あふれるお話になってます。
公彰は夢を諦めないでと言うけれど竜一はそんなの絵空事だと一喝するシーンは切ないですね。
最後に入っているSSがこのお話をとてもよく纏め上げていました。
しっかりものの公彰はただかわいいだけではないのです。
読後感はとっても爽やかです。なんだか好感が持てましたね。
紙の本
芸人になる夢を諦める話
2016/02/28 22:17
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:tix - この投稿者のレビュー一覧を見る
芸人シリーズ4作目。
芸人シリーズ読んで泣く日が来ようとは。。
研修所を出たものの芽が出ずに、
10年頑張った末に夢を諦めた芸人の卵(攻)の話です。
夢を諦める様子はとてもやるせなくて、
久我さんこういうお話も書くんだ・・・と感心したりして。
前半は受け視点で攻めが夢を諦める&くっつくまでのお話。
後半は攻め視点でおつきあい後のエロべた甘です。
紙の本
芸人シリーズシリアス
2016/10/26 19:41
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回は売れない芸人年上攻め×大学生受け。
パイロットランプと同期の芸人さんですが、頑張っても報われず夢破れ…
努力だけでは、どうにもならない世界があるんだと実感しますね。
芸人シリーズでは、苦労あるけど最終的には報われる世界だったので今回はシビアな世界でした。
それだけにリアリティーもあり面白かったです。