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新版 ローマ法案内
著者 木庭 顕
今日の法律学の土台をなすローマ法も、歴史的時間のなかで常に新しいローマ法像を獲得してきた。現在、大きな変化が要請されていると認識する著者は、法のみならず政治やデモクラシー...
新版 ローマ法案内
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ローマ法案内 現代の法律家のために 新版
商品説明
今日の法律学の土台をなすローマ法も、歴史的時間のなかで常に新しいローマ法像を獲得してきた。現在、大きな変化が要請されていると認識する著者は、法のみならず政治やデモクラシー、文学や哲学、信用や労働等の認識の再点検を行って、新しいローマ法像へと向かう扉を開く。法学に留まらず、現代社会を捉え直すために必須の教養書。
目次
- はしがき
- 序
- 第1章 歴史的前提
- 1-0
- 1-1 政治
- 1-2 都市と領域
- 1-3 ローマにおける政治の成立
- 1-4 ローマの政治制度、その骨格
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紙の本
先端的な法律実務家もまた「サイエンス」にあたるものを渇望しているのである
2018/05/22 11:23
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「はしがき」に、「改訂の方針は叙述を多少簡潔にするというものであった。しかし結果として、基幹の部分の説明を全面的に入れ替えることになった。」とある。自由とは、贈与交換を典型とし、しかし言語行為や記号連関をも含む、「交換」によって媒介される「相互依存」に由る支配従 属関係からの解放のことである。ローマではこの点、自由な体制というものを優先させるから、宗教が団体を意味するときには全く自由ではありえないという考え方を採った。これは宗教について不寛容であるというのでなく、団体について不寛容なだけである。実際には新しい宗教は必ず公式化し都市中心に囲い込んだ。自由が極大化されている公共空間において開かれた存在になってもらうのである。