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都市と農村
著者 柳田国男
昭和初期の小作争議が頻発した時代,農政官として出発した柳田は,農村の疲弊と農民の貧困を,農村内部の問題としてではなく,都市との関係でとらえた.田舎から都市への人の流入を歴...
都市と農村
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都市と農村 (岩波文庫)
商品説明
昭和初期の小作争議が頻発した時代,農政官として出発した柳田は,農村の疲弊と農民の貧困を,農村内部の問題としてではなく,都市との関係でとらえた.田舎から都市への人の流入を歴史的にたどり,文化全体をみつめるなかで,具体的な希望として農民による協同組合運営を提言.現代においても示唆に富む一書.(解説=赤坂憲雄)
目次
- 自序
- 第一章 都市成長と農民
- 第二章 農村衰微の実相
- 第三章 文化の中央集権
- 第四章 町風・田舎風
- 第五章 農民離村の歴史
- 第六章 水呑百姓の増加
- 第七章 小作問題の前途
- 第八章 指導せられざる組合心
- 第九章 自治教育の欠陥とその補充
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美しい村など、初めからあったわけではない。美しく暮らそうという村人がいて、美しい村になるのである。
2020/02/12 16:52
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
いわゆる「地方創生論」の先駆け。解説は赤坂憲雄さん。解説、かなり過激。「失われた共産制の影を探して」。農業組合を語る柳田の言葉から見えるものとは? 解説末尾に引かれた柳田の言葉が、今の日本社会にそのまま向けられているようで。「自分で考えたことのない多数決を作ってはならぬ。」都市と農村の未来を展望し,農民による協同組合運営を提言するなど,いまなお示唆に富む1冊。