紙の本
怒涛のように進んでいく
2022/06/20 22:38
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投稿者:kochimi - この投稿者のレビュー一覧を見る
誰が味方なのかもわからず、
揺るる火と神族の関係も
人間に対する立ち位置もわからない。
神族の異能も定かではなく、
何をしようとしているのかも明らかではない。
さっきまでいた場所と現在地が
なぜ違うかもわからない。
大混乱の大闘争で、
怒涛のように進んでいく。
紙の本
主人公達の傍観者ぶりがすごい
2023/01/06 01:52
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
虫に操られた炎魔の襲撃と、近づくだけで人体発火する古の火を操る蜘蛛の襲撃。
首都が混乱に陥る中で<揺るる火>が戻り、神族達も姿を現す。
油百七の秘めた野望も噴出し、首都が大混乱を迎えて多くの人々が死ぬ激動の3巻目。
全4巻が起承転結で描かれてるのかな?と思うくらい、今回の転換は多すぎて大変だ。
主人公二人は共に行動したり別れたりを繰り返しながら、互いに惨状を眺めるだけで何もできない無力感を募らせる。
幼いから仕方ないかもしれないが、なかなかカタルシスがないのでフラストレーションがたまるわ。
ラストには期待したいが。
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なんだかどんどん壮大な話になってきてるし、前作をイマイチ覚えてなくて戸惑った。
勝手に三巻が完結と思ってたのだけど、まだまだ続くのね。
再読が必要だ。
どの時代もどんなファンタジーだとしても、人が覇権を争うのは変わらないのだな。
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表紙の明楽さんの美しいこと。でもクンはちょっとイメージと違うかなー。
そして相変わらずカワイイ狩犬たち。彼らの存在だけで読む価値がある。
4巻が出たのでやっと手をつけたものの、前巻までの内容が朧げなため、若干火狩りの世界で迷子。
明楽さんがみんなに愛されてて、灯子が若干モブで、煌四が我にかえり、てまりぃぃい!!ってなって、揺るる火ふわふわで、油百七が超絶本領発揮したお話。
自分の集中力の問題なのか、朧げな記憶のためか、神族と揺るる火のやりとりや戦闘シーンの描写で、誰が何言ってどう動いているのか混乱することが度々。
それぞれのパートが合流して、計画、企みもオールスタート。物語は佳境に入って山場だとは思うのに、個人的には1巻の灯子が三日月鎌を振るうシーンが未だにピークっていう。
ご都合主義がないぶん、救いらしい救い、希望らしい希望が翳りきってて、盛り上がってるのに盛り上がりにかけるという不思議な現象が。
トータル、3巻は我慢回でした。
次はとうとう最終巻。表紙灯子だし、きっとモブモブ感を脱出して最高のカタルシスをくれることでしょう。
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かなりハイスピードになってきた。揺るる火が想像と全く違ったので、かなり面食らったが、この外見だとかなり攻略が難しいと思われる。面白いが、灯子があまり活躍しないのが面白くない。あと、灯子がもってきた紙が使われたのが嬉しかった。非常に興味深い設定だと思う。
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ほんとに、ほんとに、心待ちにしてた3巻。
ページをめくる手がもどかしいほど、先へ、先へ。
読み終わって。
あぁ、4巻は、いつ出るのだろう。
待てない(笑)
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ハードなシーンが続いてなかなか読みづらかった…。
4巻読む前にもう一度最初から読み直さないとダメだわ。
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この物語の世界の全員が、神族でさえも誰一人として幸せじゃない。血生臭く読むのが苦痛なので多分次はパス。
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火狩りの王は現れなかった…
まだ続くんだな。揺るる火は現れた。だが狩られず。
世界は破滅に向かってる。何がひどいって普通の人間に生きる希望がない。神族が全て吸い上げてる。あとは一部の資産家。現代社会にも通ずるところがある。
ひなこもこうしも灯子もみな力を尽くしたが、世界は変わらず。この後、どうするんだ?
もう残されたものはないよな。
終わっても良かったのでは。
キーパーソンはひばりの一派か。
いずれにしても次も読むしかない。
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うーん、なんかなぁ。
言いたいこともわかるのだけど、これここまで引っ張るのかぁ。長いなぁ。
あっさり3冊くらいでまとめてほしかったなぁ。
ずっーと血なまぐさいままなのかな。
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場面があっちこっちする。
必然性がよくわからないので、ちょっと流れが悪い。
多分一晩で色々起きてるんだろうから、
キャラの体力がほんと心配。
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・大雨のなか、混乱、ないしはカタストロフィがはじまった。灯子は視力を失うがなぜか揺るる火とシンクロする。
・みんなが、そのとき最もしてはいけなさそうな好き勝手な行動を、それがすべきことだと思い込んで、感情の赴くまま考えなしにとることで個々の事態はだんだん悪くなる(全体の事態にはあまり影響がないが)。もっと冷静になれよとか思うんやけど、物語的にはこうでないと解決に至らないんやろなあとは思う。
・首都の地図がほしいなあ。だれがどこをどう、動いてんのかわかりにくい。
▼火狩りの王についての簡単なメモ(累積)
【明楽/あきら】流しの火狩りの女。狩犬はてまり。
【エン】首都で暮らす木々人が使役している白くて大きな犬。ほぼ炎魔となっている。
【炎千/えんぜん】回収車を守るために乗っていた火狩りの男。
【炎魔/えんま】人を襲う魔物。これからとれた炎だけが人に扱える炎となった。
【燠火家/おきびけ】煌四を引き取った大金持ち。当主の油百七(ゆおしち)にはなにか企みがある感じ。
【回収車】森を抜け各村村をまわり産物などを集めていく動力車。かなり巨大で慣れていないと内部で道に迷うくらい。これに乗っていても炎魔は脅威だし常に生命の危険が伴う任務。灯子はこれに乗って首都まで火狩りの男の鎌と犬(かなた)を返しに旅立つ。
【かなた】灯子を救った火狩りがつれていた犬。今は灯子に懐いている。
【火穂】回収車に乗って他の村に嫁にいく少女。水晶の村出身。とても無口だが嫁に行きたくないだけなのかもしれない。
【紙漉きの村】灯子の故郷。文字を書くための紙をつくっている。最近周辺に炎魔が増えてきているらしい。
【狩犬】火狩りたちとともに炎魔(えんま)と闘う訓練を受けている犬たち。
【木々人/きぎびと】森の中で暮らす者たち。村に薬を持ってきてくれたり、火狩りたちを支援したりする。炎魔の嫌う匂いを作ることができる。
【偽肉】燠火家の事業。
【綺羅】燠火家の一人娘。利発で優しい美少女。人の名前を覚えるのが得意。
【キリ】首都で暮らす木々人の一人。女性。人間に対していくらかの敵意を見せるが実はけっこう優しい。煌四を「モグラ」と呼ぶ。
【クヌギ】首都で暮らす木々人の一人。巨大化してヌリカベみたいになってる。
【蜘蛛】元神族で姫神たちと反目し森へ姿を消した。毒虫の扱いに長けている。どんな理由で反目したのかわからないし「悪」なのかどうかもわからない。それなりの大義は抱いているつもりなのだろうとは思われるが。
【くれは】綺羅と仲のよかった使用人。刺繍が得意。改造人間にされた。
【クン】蜘蛛の子ども。森に捨てられていた。虫を使いその目で見たものを共有できる能力を持つ。
【煌四/こうし】主人公の一人。首都のメガネ少年。最近母親に死なれた。物語開始時点で15歳。どうやら灯子を救った男の息子らしい。全力を出しきらないようにしているところがある。
【耿八】綺羅の家庭教師。偉い先生らしいが誰も正体を知らず怪しくはある。
【ゴモジュ】首都で暮らす木々人の一人。
【シュユ】首都で暮らす木々人の一��。少年。
【昭三】回収車の技師。ちゃらんぽらんなところもあるが灯子たちを守ろうとしてくれた。首都では彼の実家に厄介になった。
【神族】超常的な能力を持つ。火が宗家で風、水、土、木の氏族がある。本物の火に近づくと燃えてしまうのは人間と同じ
【人体発火現象】この世界の人間は火が近くにあると内部から発火してしまう。唯一発火を誘わない火は炎魔からとれた炎。
【焚三/たきみ】若い医師。緋名子を診てくれる。
【手揺姫/たゆらひめ】いわゆる姫神。神族のトップ。
【てまり】明楽の狩り犬。犬か何かわからない動物。小さくて気性が荒い。ほとんど愛玩犬だが明楽はまだ生きている。
【灯子/とうこ】主人公の一人。紙漉きの村の少女。とある火狩りが命を賭して救い彼のパートナーだった犬かなたに唯一懐かれている。
【常花姫/とこはなひめ】初代? の姫神。自分の身を燃やしながら火狩りの武器を作った。
【名前】この国の人の名は原則として火にまつわる文字が入っている。
【ノイバラ】首都で暮らす木々人の一人。火狩りたちに連れていかれた。森で煌四が見た目の光はかれだろうと思われる。おそらくもう死んでいる。
【灰十/はいじゅう】煌四の父。凄腕の火狩り。灯子を守って死んだ。生きてたら火狩りの王になったかもしれなった。狩犬はかなた。
【ハカイサナ】海の神様。死者を守る存在。身体の模様が死者の顔のように見える。形状とサイズはクジラに近いようだ。
【機織りの村】ほたるが嫁にいった村。
【火狩り】火狩りの鎌で炎魔を狩ることのできる唯一の存在。
【火狩りの王】火狩りが登場した頃から伝えられる存在。揺るる火を狩り人間たちの王として神族に頼らず世界を統治する存在。そんなものがあるのかどうかは不明だが。
【火十/ひとお】学院の教師。
【緋名子/ひなこ】煌四の妹。何かの病にかかっている。
【火華/ひばな】燠火家の奥方。油百七の妻。
【ひばり】首都のしのびを統括する神族。見た目は美少年。風氏族。
【紅緒】回収車に乗って他の村に嫁にいく女。気っぷがいい。
【ほたる】回収車に乗って他の村に嫁にいく女。優しい性格。
【真炭】工場で働く子どもたちの一人。
【水の氏族】神族のひとつの氏族。人間を改造し火が必要ない存在にできないか実験を繰り返しているらしい。緋名子が実験対象になったらしい。
【みぞれ】炉六の狩り犬。細身でとても速そう。
【森】炎魔が徘徊しとても危険。
【ヤナギ】首都で暮らす木々人の一人。比較的冷静。
【油百七/ゆおひち】燠火家の当主。でっぷり太っている。
【揺るる火/ゆるるほ】宇宙を一人きりでさまよっていた機械人形。
【炉六】流れの火狩り。凄腕。狩犬はみぞれ。
【童さま】国を統べる姫神の分身。小人。
【ヲン】蜘蛛の一人。クンの知り合い。
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うーん…もう最後まで読まずにギブアップしようかなぁと、何度も思いながら何とか読み終えた。とにかく内容が暗くて重たくて読む楽しさが削がれていく。なので、当分続刊は読まなくていいかなぁ。
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ちがう。怖いからよ。自分が親にとってさほど重要でないと知ることが。あれほどおそれているのに、決して逃げない。子供はみんなそうする。
1,2巻とはスピード感が違った。次から次へと色々なことが一気に起きていく。なかなか希望が見えないし、何が正解なのかが、誰にも分らない…。そんな状況。
それぞれの登場人物が、どういう選択をするのか…続きが気になる。
燠火家にあんなに神族が入り込んでいるのに驚いた。緋名子の出番がもうちょっとあったら、うれしかったなー。
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そして物語は、一気に血生臭い世界へ。概してそういうものなのかもしれないけど、あまりにもいろんなことが一度に起こり過ぎて、ちょっと置いてけぼり感を感じてしまう場面も。