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仇討ち包丁 盗まれた味
著者 氷月 葵
江戸深川の飯屋〈江戸一〉は小体な店だが、味の旨さと店主の吉六特製のタレが人気で大評判。長男の吉平は店を手伝いながら、いつか自分も料理人になろうと心に秘めていた。だがある夜...
仇討ち包丁 盗まれた味
仇討ち包丁 盗まれた味 書下ろし長編時代小説 (コスミック・時代文庫)
商品説明
江戸深川の飯屋〈江戸一〉は小体な店だが、味の旨さと店主の吉六特製のタレが人気で大評判。長男の吉平は店を手伝いながら、いつか自分も料理人になろうと心に秘めていた。
だがある夜、店に押し入ってきた何者かに父親は殺され、秘伝のタレの入った瓶も盗まれてしまう。吉六の死で一家は離散。吉平は柳橋の料理茶屋に拾われ、奉公人として料理の腕を磨いていく。
だが、思いは父の仇を見つけること。吉平の身を案じる南町奉行所同心・矢部一之進は科人を捕らえるべく、探索に奔走していた。
一向に手がかりのないまま五年の年季が明け、出商いを始めた吉平。ある日〈江戸一〉の味に似ているという料理茶屋の評判を聞き、出かけた吉平がそこで見たものは?書下ろし長編。
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吉平頑張れ!
2022/09/15 10:18
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投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
深川の飯屋・江戸一の料理人の吉六が殺害された。そして江戸一の人気のタレも一緒に盗まれていた。長男の吉平は母と弟・妹と暮らすが、生活のために吉平は料理屋に奉公に出る。母は商売人の後妻に入り、弟はその店の後継ぎとして育てられ、妹もどこかに貰われていき、家族がバラバラになってしまった。吉平は年季奉公があけ、料理屋に暇乞いをする。そして、父の背中を追い、料理人として生計を立ていくことを決意する。
おにぎりや海苔巻きを中心に商いを始め、商売も軌道に乗り始めたときに、江戸一と似たタレを出す店があるという噂を耳にする。未だに下手人は捕まっていないので吉平はその店主が怪しいと考え、独自に調べ始めるが・・・・・。
次作を直ぐに読みたくなりました。母、弟、妹との別れが切ないですね。二度と会う機会はないのですかね?