キリスト教とシャーマニズム ──なぜ韓国にはクリスチャンが多いのか
著者 崔吉城
韓国はクリスチャン大国だ。韓国人の19.7%がプロテスタント、7.9%がカトリックで、キリスト教が第一宗教である。近代以降、伝統的なシャーマニズムが形を変えてキリスト教伸...
キリスト教とシャーマニズム ──なぜ韓国にはクリスチャンが多いのか
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商品説明
韓国はクリスチャン大国だ。韓国人の19.7%がプロテスタント、7.9%がカトリックで、キリスト教が第一宗教である。近代以降、伝統的なシャーマニズムが形を変えてキリスト教伸張につながった。また、その独特な布教でも知られている。こうしたキリスト教の実態はいかなるものなのか。韓国シャーマニズム研究の第一人者である著者が、自身のシャーマニズム研究と韓国社会調査をベースに、わかりやすく解説する。
目次
- はじめに/序章 日本と韓国のキリスト教文化/教会がナイトクラブに(イギリス)/日本のクリスマス文化/韓国の赤い十字架/シャーマニズムとキリスト教/第1章 シャーマニズムの中で生まれ/私の育ちと研究/私の母とシャーマン/恩師たちのつながり/キリスト教との出会い/水の持つ宗教的な意味/シャーマンたちと我が家/伝染病神を祀る儀礼/『朝鮮巫俗の研究』/秋葉隆の朝鮮フィールドワーク/キリスト教とシャーマニズムにおける「祈り」/巫女を追って/芸能集団のような巫人たち/第2章 シャーマニズムの研究へ/世襲巫に出会う/シャーマンという職業/被差別集団から人間文化財へ/差別を生きる/村山智順と秋葉隆/人生の恨みをクッではらした女性/第3章 キリスト教との出会い/キリスト教の祈り/聖餐式の意味/人間関係の基本「信頼」/背信と復讐/信仰と経典/キリスト教の「愛」/キリスト教の「人類愛」/第4章 儒教とキリスト教の葛藤/「処女懐胎説」への疑問/婚前性交渉の是非/国による貞操観の違い/清教徒倫理/キリスト教の貞操/結婚と守節/儒教とキリスト教の「孝」/儒教の死生観/キリスト教の死生観/儒教の祖先崇拝/キリスト教思想との対立/男児選好/死後結婚の意味/第5章 シャーマニズムとキリスト教の調和/シャーマンの踊り/神託と「異い言げん」/韓国に根付くシャーマニズム/聖霊運動/シャーマニズムとキリスト教の混合/終章 シャーマニズムからキリスト教へ/シャーマニズムとキリスト教の共通点/日本と韓国の死生観/キリスト教のシャーマニズム化/韓国文化に根付くシャーマニズム/世界最大の純福音教会/死者との関係の違い/トランス現象/あとがき/参考文献
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著者の伝記&韓国キリスト教の実態を追及
2021/09/24 08:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
シャーマニズムからキリスト教に改宗した著者自身の伝記さながらの1冊です。
また、タイトルにあるように、韓国でキリスト教が普及している理由と、その実態について追及しています。学問として面白いと思いました。
ちくま新書ですが文中の文字が大きく、紙幅も薄いので読みやすい1冊です。