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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本は、友人から恋愛モノとしては中途半端、かと言って、ミステリーとしては不成立。だけど……読んでみて、と言われて、読み始めましたが……、そうかも、と思っています、読み終えて。でも、一応、ミステリーですね
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読みたい読みたいと思っていて、ようやく文庫化。
欠落青年と密閉少女のためのボーイ・ミーツ・ガール「ミステリィ」。
有川浩さんは「ミステリ部分、ぶっちゃけどうでもいい」(!)と大胆な解説を
寄せてるけど、ホームズ役の瞑を効果的に際立たせるモチーフのヘッドホンが
その役割を最終章で結実させられている辺りは実にお見事。
ただし、氏が「彼と彼女が出会い、求めあう、ただそれだけの恋の物語だ」
という主張の正当性は認めざるを得ない。
…てか、その通りです。その通りでした。三雲さんも有川さんもすげぇよ。
プラグを差すのは女の子、ってパタンもありなんだろうね(ああ、下ネタ)
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連作ミステリ。カバーイラストからもっとラノベ的なものかと考えていたが、良い意味で裏切られた。帯にあった有川浩の「ミステリ部分、ぶっちゃけどうでもいい。」という言葉は中らずと雖も遠からず。
そのミステリ部分だがいずれのエピソードも動機の部分がかなり突飛に感じた。そういうこともあるかもね、と思えたのは最終エピソードくらい。また、いわゆるアームチェア・ディテクティブなのかとも思ったが、探偵役の少女は意外に行動的だった。
シリーズものとして続けることも可能な締めくくりだったが、エンディング後に関しては読者の想像に委ね、単発として終わらせる方がいいかもしれない。
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感動とかは一切できなかった。
ミステリで連作短編形式をとっているから謎から解決までが早い。
間髪いれずにスイスイ解決しちゃう。焦らされるのが好きなのに。
でも嫌いじゃない。雰囲気が良い小説。
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ミステリとしてはちょっと甘く、恋愛ものとしては甘すぎない。というか、そもそも恋愛的感情は仄めかされる程度で、瞑とスカが互いに足りない部分を補完し合う未来が見えそうなラストは心地よかった。そして何よりも作品を補完しているのは巻末の有川さんの解説で思わずうまいなぁとうならされた。
http://ameblo.jp/rasimaru/entry-10514758042.html
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読み終わりました。
瞑とスカのやりとりがとても面白く、ミステリーとしても面白い。
文脈もしっかりしているし、読み疲れしない一冊だと思います。
皆瀬さんの事件の持ちかけ方やスカが瞑に話したあとの瞑の動き。
彼女の高校生とは思えない頭のキレ具合。
でも、まだ幼い不器用な感情。
そのギャップがとてもよくて、瞑が大好きになります。
彼女を隔離する無骨なヘッドフォン…それが最後の事件を解決させるキーだとは予想もできませんでしてた。
でも、あなたを見ているというのは設定的に無理がありすぎるなぁと感じました。
でも、読んでいてかなり面白かった。もう一度読みたい一冊です。
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欠落した記憶を抱え、殺人現場の写真に執着を持つ青年と、心を閉ざして、理想的な優等生を演じつづける孤独な少女。
進学塾の屋上で出会った二人が見つめる恐ろしくも哀しい事件の真実とは何か?
そして、少女のつけた巨大なヘッドフォンのコードは、どこにつながるのか?
冷徹なまでに美しい本格の論理で解かれる最大の謎は、エンドロールのあとの二人の未来――。(裏表紙より引用)
お互いに欠落した部分を持つ少女と青年が出会い、互いに惹かれ合っていく。
個人的には解説にもあったように、ミステリーというよりも恋愛小説のような感覚で読み進めました。
ただのミステリーとカテゴライズするのにはもったいないです。
ミステリーとしては、ひとつひとつの事件のトリックが巧妙過ぎて私の頭ではついていけない部分もありました。
あれだけの証拠であそこまで完璧に事件の真相を導き出すのは難しいと思いますし、時々なんだか引っかかる部分がありました。
恋愛小説としては、お互いの惹かれ合う、でもなかなか素直になれない感情が良かったなと思います。
瞑は高須賀に憧れを持っていたんだと思いました。
自分は家庭崩壊を止めるために自分を偽らないといけなかったけれど、高須賀は特に隠すでも無く自分の変な性癖の赴くままに行動している。
そこが羨ましいというか、憧れていたというか、自分に無い部分で惹かれたのかなと。
ヘッドフォンは瞑が現実の自分を偽っている世界と完全に遮断して、ありのままの自分に戻るためのスイッチになっていたのだと思います。
でも高須賀に出会い惹かれ、両親の離婚により偽る必要も無くなり、現実の世界で生きられるようになった自分と現実の世界で生きる高須賀とを改めて繋ぐものとして最後の描写があったのだと思いました。
キャラクターひとりひとりが魅力的ですし、スイスイ読み進められました。
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お気に入りの本になった♪
とってもいい
瞑のツンデレとか・・・
すごくいい感じ
ミステリー+恋愛
そして・・・うん
瞑の実は弱い一人の女の子なんだ
みたいな感じというか・・・
読んでて鳥肌、かもしれない
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連続殺人、密室殺人、死体消失と、短篇集でありながらミステリの王道パターンを踏襲しており、久し振りに、奇をてらい過ぎない古典ミステリの雰囲気を味わえたのが、ミステリ好きとしては嬉しかった。
けれど、主人公の心境の機微や行動原理がしっかりと描かれてしまっているので、分かり易いけど、深読みできない部分に物足りなさを感じてしまった。
深読みできる箇所があるとしたら、何故、瞑は、どこにもつなげていないヘッドフォンを装着しているか、だろう。が、深い意味を見出すことはできなかった。
私は、ラストシーンの演出のためと読んでいるが、どうだろうか。
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話を又聞きしただけで真相を理解できる京極堂のようなヒロイン。
妖怪ならぬ幽霊や呪いといった都市伝説の真相は人間の仕業。
京極夏彦のようなミステリーがしたかったのかもしれないが、説得力がなく、色々と力不足な気がした。
短いから、、だけではないと思う。
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はっきり言ってミステリーとして面白いという感じではなかったような気がする。
それよりもキャラクターの特徴と、作品にただよう独特なもろい雰囲気がとても魅力的に感じた。
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どうしようもなく2人に惹かれた。推理、ミステリー、そんな物は2人の周りの景色でしかないように。欠落した部分を埋め合うように、無意識のうちに互いに惹かれ合う2人に、惹かれた。ただ、それだけだ。
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読んだきっかけは正直有川さんの解説だったからなんだけど(三雲さんファンすみません)、いやぁ、面白かった。そして解説の「ミステリ部分ぶっちゃけどうでもいい」って意外と誉め言葉だと思った。
私はミステリの素養がないからトリックの良い悪いはよく分からないけどそれでも楽しめた。それはやっぱりキャラクタが魅力的だったってことだと思う。
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2010 7/4読了。有隣堂で購入。
ミステリはそれほど読まないのでその部分の評価は正直よくわからない。
(ところどころ、正直どうかと思うトリックもあったが)。
でも、そういう事件の部分も含めて全体に小説として好き。
ボーイ・ミーツ・ガールはいいよね。
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ツンデレのツン率高すぎるでしょコイツ。
キャラ的には、普段はクールな推理を披露しているが時折見せる弱さがイイ!とかそういうのなんじゃないんですか、これは。
あのー、ほとんど弱さ見せなくない?ずーっとツンツンしてる。こっちもイライラしてる。
あとねー、主人公ザコすぎでしょ。
もちっとさー、事件、解けよ。瞑が全部解いて、後で答え教えてもらって…ってどこまで情けないんだ、こいつは。