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斬雪 風の市兵衛 弐[30]
著者 辻堂魁
市兵衛、儚い真心さえも喰らい尽くす悪鬼を断て!藩の財政立て直しのため江戸に出た老勘定衆が目にした利権の巣窟とは!跡継問題に決着をみた越後津坂藩は、新たな江戸家老のもと財政...
斬雪 風の市兵衛 弐[30]
斬雪 長編時代小説書下ろし (祥伝社文庫 風の市兵衛)
商品説明
市兵衛、儚い真心さえも喰らい尽くす悪鬼を断て!
藩の財政立て直しのため江戸に出た老勘定衆が目にした利権の巣窟とは!
跡継問題に決着をみた越後津坂藩は、新たな江戸家老のもと財政再建に心血を注いでいた。
そんな時、初老の勘定衆が百五十両を着服し逐電した。男は江戸家老の幼馴染みだった。友の潔白を信じる家老の依頼で、市兵衛は捜索を開始する。だが、行方は杳として知れなかった。
ある日、市兵衛は失踪した男を知る場末の娼婦に出会う。さらに、不穏な噂がささやかれ……。
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紙の本
江戸時代後期の経済が分かる
2023/10/28 18:26
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投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
風の剣を使うという唐木市兵衛が、前作に続き、越後津坂藩に関係した騒動に、巻き込まれる。算盤侍ともいうだけに、江戸時代の大名の経済の回し方が理解できる物語の展開だった。地方の領地から、江戸大阪の藩蔵屋敷への搬送とか、そのさいに生じる濡れ米の扱いとか、興味深い話題が、重要なカギになっていた。経済の話題が多い時代小説だ。