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出雲のあやかしホテルに就職します : 11
著者 著者:硝子町玻璃
櫻葉家に強い恨みを持ち、陰陽師の一家を巻き込む大騒動を引き起こした妖怪・碧羅が再び姿を現した。思わぬ再会に戸惑う時町見初だったが、憔悴し、何者かに追われている碧羅の様子に...
出雲のあやかしホテルに就職します : 11
出雲のあやかしホテルに就職します 11 (双葉文庫)
商品説明
櫻葉家に強い恨みを持ち、陰陽師の一家を巻き込む大騒動を引き起こした妖怪・碧羅が再び姿を現した。思わぬ再会に戸惑う時町見初だったが、憔悴し、何者かに追われている碧羅の様子に、思わず彼の手を取って逃げ出してしまう。一方、別のあやかしから見初の置かれた状況を聞かされた椿木冬緒と櫻葉永遠子は大いに慌て、急ぎ見初を助けるべく動き始める。やがて見初たちと合流した永遠子の口から、碧羅がホテル櫻葉に憎しみを向ける原因となった悲しい事件の顛末が語られ……笑って泣けるあやかしドラマ、待望の第十一弾!
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紙の本
恨みや悲しみと友情
2022/01/03 02:57
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あゆ - この投稿者のレビュー一覧を見る
人も妖も恨みを抱いて、恨みに捕らわれて、世界を小さくしてしまうのかも。時町見初はみんなを大切に思い、先入観を持たずに接していく。今回も苦手な妖怪が落ち込む姿を見て、手を差し伸べることから騒動に巻き込まれていく。しかしながら、本作品の初巻の頃のような出雲の神様にちなんだ話が少なくなり、登場人物の叙情面の話になってきているのが少し残念です。妖も愛情故に悲しみを抱き、孤独になると昔の愛情を抱き続けて生きてゆく。そんな難事件が今回は盛りだくさんでした