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悪党の裔(下) 新装版
著者 北方謙三 著
倒幕はなった。だが恩賞と官位の亡者が跋扈する建武の新政に、明日があるとは思えなかった。乱がある――播磨に帰った円心は、悪党の誇りを胸にじっと待つ。そして再び、おのが手で天...
悪党の裔(下) 新装版
悪党の裔 改版 新装版 下 (中公文庫)
商品説明
倒幕はなった。だが恩賞と官位の亡者が跋扈する建武の新政に、明日があるとは思えなかった。乱がある――播磨に帰った円心は、悪党の誇りを胸にじっと待つ。そして再び、おのが手で天下を決する時はきた。足利尊氏を追って播磨に殺到する新田の大軍を、わずかな手勢でくい止めるのだ。赤松円心則村を中心に描く漢たちの軌跡。
第七章 白き旗のもと
第八章 征夷大将軍
第九章 砕けし時
第十章 旗なき者
第十一章 野の花
解説 亀田俊和
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紙の本
熱き赤松円心を心に
2022/11/22 10:53
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投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
倒幕の旗をあげ、権力に抗うだけではなかった悪党としての赤松円心の生き様は、漢であった。現状に対する不平不満だけでただ暴れるのではなく、時代を変える舵を切る役割を担いたかったのではないか。悪党は死ぬための戦はしないと言い、己が気持ちに準じたいと願った。時の流れをただ眺めているだけでは、その流れは見えない。どこかで身を投じなければ、時に置き去りにされるだけであったのだ。人はそれぞれの命運と闘い、生き抜いていく。熱き物語だった。