NSA 上
NSA 上 (ハヤカワ文庫 SF)
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紙の本
引き込まれる
2022/04/30 22:39
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:yukiちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
分厚い上下巻で、しかもドイツのSFなので、きっと重くて読みにくいと思っていたら、何のことはない、上巻を読み終えて早く下巻に行きたいと強く思ってしまった。
物語の世界は狭く、視点人物の二人がそれぞれにクズでポンコツなのだが、物語が、実際の歴史と微妙にシンクロと乖離を繰り返しながら、どうしようもない圧力を受けて進んでいくのがえも言われず心地良い読書体験を生んでくれる。
ドイツが泥沼の戦争をひた進んでいくのに、ヘレーネは、レトケは、物語の世界を変えることができるのか。
ワクワク感が止まらない。
まずは、一刻も早く下巻に取り掛からなければ。
紙の本
予想外の結末に絶句。
2022/04/29 21:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
予想外の結末に絶句。逆に恐怖が募る。初めにネタ晴らししないと読みたくないほどの長編だが、イエイエ読み始めたら止まりません。情報化社会の危険性に関して十分に知ってるつもりの我々が読む、約80年前の社会でその一部が機能していたらという前提の作品だがその辺にはあまり斬新さを感じなかったが恐怖は十分に満喫。しかし、結末の意外さは別だった。これはまさに最先端技術の医学技術を駆使した悪夢である。過去を舞台にしつつも、現在と未来の悪夢を警告する作品かもしれない。