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二枚目 並木拍子郎種取帳
著者 松井今朝子
人気狂言作者・並木五瓶の弟子拍子郎は、今日も”町のうわさ”を集め、師匠のうちにやって来た。材木問屋の祟り、芝居小屋での娘の神隠し事件、吉原の女郎あがりと大店に勤める手代の...
二枚目 並木拍子郎種取帳
二枚目 (ハルキ文庫 時代小説文庫 並木拍子郎種取帳)
商品説明
人気狂言作者・並木五瓶の弟子拍子郎は、今日も”町のうわさ”を集め、師匠のうちにやって来た。材木問屋の祟り、芝居小屋での娘の神隠し事件、吉原の女郎あがりと大店に勤める手代の心中事件……。拍子郎は遭遇する事件の真相を、五瓶とその妻の小でん、料理茶屋のおあさ、北町奉行所に勤めている兄を巻き込んで、次々と明らかにしていく。江戸に生きる男と女の心の機微が織りなす、粋で心優しい捕物帳の傑作シリーズ第二弾。(解説・安部譲二)
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紙の本
じわじわとくるおもしろさ
2015/08/19 16:30
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投稿者:ゆきんこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
短編シリーズもので読みやすいが、一巻目はそれほどでもなかった。
ただ2巻目になると登場人物の性格もある程度、固まってきたこともあり、事件そのものが興味深いだけでなく、人間の思いのどうにもならないところが主人公たちと絡み合い、とても情緒があり、深みのある物語になっている。
けっして、すっきりと勧善懲悪な結末ではないが、人生を味わえて面白い。