読割 50
電子書籍
道誉なり(上) 新装版
著者 北方謙三 著
毀すこと、それがばさら――。六波羅探題を攻め滅ぼした足利高氏(のち尊氏)と、政を自らつかさどらんとする後醍醐帝との暗闘が風雲急を告げる中、「ばさら大名」佐々木道誉には、毀...
道誉なり(上) 新装版
道誉なり 改版 新装版 上 (中公文庫)
商品説明
毀すこと、それがばさら――。六波羅探題を攻め滅ぼした足利高氏(のち尊氏)と、政を自らつかさどらんとする後醍醐帝との暗闘が風雲急を告げる中、「ばさら大名」佐々木道誉には、毀したいものがあった。数々の狼藉を働きつつ、時代を、そして尊氏の心中を読む道誉。帝が二人立つ混迷の世で、尊氏の天下獲りを支えながらも、決して同心を口にしようとはしなかったが……。
【目次】
第一章 激流
第二章 京より遠く
第三章 いかなる旗のもとに
第四章 征夷大将軍
第五章 猿の皮
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
佐々木道誉おいう男
2022/11/29 09:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
佐々木道誉という武将の室町幕府成立前夜の活躍の姿を描く。道誉、足利尊氏、楠木正成の建武の新政にかけて想いの違い、後醍醐天皇へのそれぞれの想いの違いが、南北朝の混乱を生み出したのかもしれない。道誉がばさら大名と呼ばれるゆえんは、その姿の奇抜さだけでなく、規制の体制を壊すことに自らの生き方の幹を見出したことか。室町幕府成立初期の関与は、後半に描かれるのだろうか。