嵐吹く時も(新潮文庫)
著者 三浦綾子
天売・焼尻島を眼前に望む北海道苫幌村唯一の商店は、中津順平が行商から興した店だった。妻のふじ乃は美貌と陽気な性格で店を側面から支え、娘の志津代は賢明に成長しつつあった。順...
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商品説明
天売・焼尻島を眼前に望む北海道苫幌村唯一の商店は、中津順平が行商から興した店だった。妻のふじ乃は美貌と陽気な性格で店を側面から支え、娘の志津代は賢明に成長しつつあった。順平の留守のある日の深更、志津代は、庭から逃げる男を見た。月を経てふじ乃は男児を出産。この時から中津家の人々の人生は、暗転しはじめる。三浦文学の源流、二組の祖父母をモデルに人生の輝きと儚さを描く。(解説・難波真実 ※久保田暁一氏の解説は収録しておりません。)
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嵐吹く時も
2024/01/23 10:19
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投稿者:なみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
明治・大正を生きる、4人のタイプの異なる女性が登場する。
美しく、陽気で奔放、華のあるふじ乃は、身内だったら少々迷惑だが、とても魅力的な女性だった。我を張る人かと思いきや、自分の罪をずっと悔いて、でもまた過ちを犯してしまう弱い面も多々あれば、物事に動じない、肝の座った面もある。
夫の順平、息子の新太郎共に、ふじ乃の罪に絡め取られてしまった。一度疑惑をもったら、もうどうしようもないのかな。
むかーしに読んだはずだが、すっかり忘れてしまっていた。
むかーしの私は、どんな感想を持ったのだろう、と思うと、なんだか感慨深かった。