電子書籍
SFで自己を読む 『攻殻機動隊』『スカイ・クロラ』『イノセンス』
著者 著:浅見克彦
『攻殻機動隊』『スカイ・クロラ』『イノセンス』といった作品から「ゴースト」「生きた時間性」「死」「人形」などのテーマを抽出し、SFをめぐる謎-あるエピソードとセリフの意味...
SFで自己を読む 『攻殻機動隊』『スカイ・クロラ』『イノセンス』
SFで自己を読む 『攻殻機動隊』『スカイ・クロラ』『イノセンス』 (青弓社ライブラリー)
商品説明
『攻殻機動隊』『スカイ・クロラ』『イノセンス』といった作品から「ゴースト」「生きた時間性」「死」「人形」などのテーマを抽出し、SFをめぐる謎-あるエピソードとセリフの意味、入り組んだプロットの陰に潜む真実、作品の趣旨-に思考の網を張り巡らせる。裏設定の読解やテクノロジーの真偽問題に優先する物語的な謎の解明に注力し、そのおもしろさに身を任せながら、作品に描かれる「“わたし”の固有性のゆらぎ」「未来を奪われた存在」「生と死のありよう」などを丁寧に読み解く。それらの批評をとおして、「別の自己像へのしなやかな流転」というSFがもつ魅力の核を析出する。
目次
- はじめに
- 第1章 「ゴースト」の虚空と「余剰」の精神――『攻殻機動隊』
- 1 「電脳化」と自己への懐疑
- 2 「ゴースト」の裂け目――人間の精神に独自なもの
- 3 「ささやくゴースト」――内実なき「空虚」?
- 4 「私」の固有性の根拠は何か――素子の不安
- 5 「自分が自分であるために必要なもの」――「信」の次元
- 第2章 自我の「嘘」とキルドレの闇――『スカイ・クロラ』
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