- カテゴリ:一般
- 販売開始日: 2022/04/01
- 出版社: 青弓社
- ISBN:978-4-7872-7182-2
絶対!クラシックのキモ
著者 著:許光俊
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使...
絶対!クラシックのキモ
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
商品説明
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
クラシック音楽の膨大なレパートリーのなかから、最もよく演奏される曲、または、作曲家の代表作を取り上げて説明。
目次
- まえがき
- 第1章 クラシックは人気曲から聴け!
- クラシックの王道、交響曲
- ト短調交響曲の不思議 モーツァルト『交響曲第40番ト短調』
- すべての苦労人を熱くした佳曲 ベートーヴェン『交響曲第5番ハ短調「運命」』
- この重さ、ダサさ、イケてなさがジンとくる ブラームス『交響曲第1番ハ短調』
- 大人になることを拒んだ音楽家の永遠に完成しない音楽 シューベルト『交響曲第7(8)番ロ短調「未完成」』
- 感情を主人公に据えたペシミスティックなドラマ チャイコフスキー『交響曲第6番ロ短調「悲愴」』
- 超有名曲『新世界より』、その人気の理由 ドヴォルザーク『交響曲第9番ホ短調「新世界より」』
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
一般的なクラシック音楽の常識を打ち破るための入門書
2004/06/27 09:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ヴィア・ノヴァ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「クラシックは邪悪である」と述べられ、癒し、高尚といったクラシック音楽のイメージに異論を唱えてきた許氏が、本書でも、一般的なクラシックの常識に挑戦し打ち破るような、興味深い考えを披露している(例えば、癒しのイメージが強いショパンの葬送行進曲を「グロテスクで、おぞましい気味の悪さが胸の中でわだかまっている」と表現している)。入門書のような売り込み方をしているが、「音楽作品と自分ならではの個人的で切実な関係を結ぶ」(本書より)ことを望むような、マニアックな聞き方をする人にこそ薦めたい。
そのマニアの間で、許氏やその一派の関心が高いようだ。その方々のために書いておくと、今までの許氏の本に比べて、若干おとなしくなったかのような気がする。一部の著者が選ぶ演奏について、その傾向が大きい。(前書きに述べられれように、個人のこだわりを大切にした結果であるのだろうが)。そのため評価は星3つとした。許氏も忙しくなりすぎたか、そろそろねた切れか、一ファンとして心配なところである。
また、各曲の推薦盤のレコード会社や番号が書かれていない。レコード店でバイトしていた経験上、改善を望む。