世界史を俯瞰して、思い込みから自分を解放する 歴史思考

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生きることの意味は、みんな存在しているだけで99%は達成している。存在している、それだけで周囲に影響を与えている。
あとの1%のために生きる。

この言葉は今の自分をとても救ってくれたように思います。　あと1%と思って、今本当にやりたいことを思い切りやりたいと思いました。それが、めくるめく世の中の為になるのでしょう。

悩み事は、現代にある「常識」があるから生まれる。常識や当たり前から、自分が外れているのではないかと、孤独感を感じることから生じることが多い。
今みんなが悩んでいることは、歴史を見れば大抵の人がみな悩んでいることばかり。それをものすごく頭のいい人が記してくれている。
歴史を俯瞰することで、そもそも悩んでいたことの大元が消えていく。

2年前からコテンラジオを聴き始め、歴史の面白さに目覚めましたが、こちらの本を読んでさらに学びたいと強く感じました。
深井さんの人柄、パッションが詰まった一冊でした。

大変面白く、洗練された構成であり、伝えたいことがはっきりと伝わってきます。

大切な人や、今よりもっと悩んでいた10代の頃の自分に読んで欲しい本です。

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コテンラジオを毎回楽しみに聴いているので、その深井さんが本を書いたということで読んでみたかった本。本にするにあたって、だいぶ読みやすく、簡単に書いてくれていた。だが、コテンラジオの時にやや難解な内容がたまらなく好きな者としては物足りなさを感じた。
だが、これだけ噛み砕いて簡単に書いてあるこの本を読んで歴史に興味を持つ人が増えたらいいな、と思う。

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2022年「歴史思考」読了。去年から聴き始めたコテンラジオの深井さんの書籍。内容はいつもコテンラジオでお話しされていることと同じだが、改めて歴史を通じて物事を考えることの面白さが確認できる。長い歴史の中のちょっとの部分を生きているだけであって、全てわかった気になったり、絶対だと決めつける思考ではいけないなと思えた一冊。

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あなたの悩みは、歴史が既に解決しています。
なぜなら悩みや価値観などは社会が規定した相対的なものでしかないのだから。
このメッセージに収斂させるために分かりやすいエピソードを載せているが、綺麗に纏め過ぎている印象がある。

Podcast の大ファン故にそのような感想を持つのかもしれない。Podcast では1話5時間以上のエピソードを激しい起伏と共に聴かせてくれる。
まさに声で聴く大河ドラマ。

ちょっと食い足りない、若しくは興味を持ったという人はPod castに入って欲しい。そして、興味を持ったエピソードを聞いて欲しい。100倍楽しめる事を保証する。

学生時代、研究論文を纏めてゼミで発表したなという感慨も思い起こしてしまう。

自分のおすすめは、マルクスとエンゲルスのエピソード。マルクスのクズエピソードは、人間味があっておすすめです。

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2時間くらいでサラッと読了できた。
コテンラジオリスナーにとっては、音声で聞いていたものを文字で再読するような感じ。
非リスナーの方が読むと、どんな感想を持つんだろうか。

・存在そのものが否応なく影響力を持つ。
・歴史に因果関係はあるかもしれないが、人間がすべて理解できるほど簡単ではない。
・歴史には価値観を相対化する効果がある。

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歴史上の偉人のエピソードや出来事をベースに、目の前にある価値観だけを信じるのではなく、多様な価値観を知った上で自分自身を「メタ認知」しようという内容。

コテンラジオリスナーである私にとっては、挙げられるエピソードも、それを踏まえて語られるメッセージも既知のものばかりであり、どうにも得られるものが薄く感じてしまった。あと、単純に分量が少ない。

著者の様々な媒体での発信を見るに、もっと語ることのできる内容や、思考していることがある気がする。
それらをアウトプットした骨太な一冊を期待したい。

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コテンラジオで有名な深井さんの初の著書、読了。今こそ古典を読もう、というメッセージには大賛成。荒木博行さんの『自分の頭で考える読書』的に言えば、古典は"問い"も"答え"も結晶化された言葉で"発見"できるまさに全人類の財産。しかも殆どの古典は数百円で手に入り、スマホで読めるという奇跡。良い時代だ。

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終始、深井さんが話をしているかのような内容。コテンラジオを聴いているので、その延長のような感じで読めた。

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深井龍之介さんは美声なのである。

PotCastで、COTENRADIOという歴史トークの人気音声番組を放送している深井さん。
たまにおうち仕事をやるとき聴いているのだが、深井さんの美声を聴いていると、ついつい聞き惚れてしまい、内容が頭にはいってこないときもある。
本なら大丈夫かと思い開いてみると、恥ずかしいことに、出先にもかかわらず泣いてしまった。
凝り固まった頭が解れた気分。
いかに自分で自分の考えを縛っていたかが分かった。
今の常識は昔からの常識ではないこと。
そしてそれはこれからも変わってゆくであろうこと。
それが歴史を学ぶことで分かってくる。
ビジネスパーソン向けなんだろうけれど、他のいろんなひとに読んでほしい。
アン・サリヴァンの章がいちばん感動したかな。

『「存在すること」が何より大事』p134

地球上に関係ない人なんていないのです。
みんな誰かと関係している。
そしてそのうちみんな歴史の一部となる。
今生きている人は１００年後、１０００年後には誰も存在してないんですから。
そんなことを思った。