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日本の生命科学はなぜ周回遅れとなったのか~国際的筋肉学者の回想と遺言~
著者 杉 晴夫
明治維新以降、欧米の科学技術の導入により生命科学の巨人たちを輩出した日本。しかしこの成果はすぐに途絶える。原因として、一、他人を妬む国民性、二、教授の利己性と後継者の矮小...
日本の生命科学はなぜ周回遅れとなったのか~国際的筋肉学者の回想と遺言~
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商品説明
明治維新以降、欧米の科学技術の導入により生命科学の巨人たちを輩出した日本。しかしこの成果はすぐに途絶える。原因として、一、他人を妬む国民性、二、教授の利己性と後継者の矮小化、三、教授の言いなりの政府の見識欠如、四、新聞や学術誌編集者の能力の劣化がある。さらに深刻な打撃が国立大学の独立行政法人化だ。九十歳近い現役研究者が、経験をもとに、日本の生命科学を若い独創性に富む研究者の力で救う方策を提案する。
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紙の本
不思議な立ち位置の1冊です。
2022/05/31 07:06
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
現役生命科学研究者の著者が、昨今の日本の生命科学研究が世界からみて脆弱すぎる実態を語り、嘆く1冊です。
読み終えて、正直、不思議な立ち位置の1冊と思いました。まず、日本の生命科学研究を遅らせる原因をつくった研究者、人間性に問題がある海外の研究者などを名指しで批判しています。しかしその一方で、批判した研究者の研究内容も図解を示しています。
忙しい内容の1冊でした。