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ベンヤミン メディア・芸術論集
著者 ヴァルター・ベンヤミン , 山口裕之
いまなお新しい思想家の芸術・メディア論の重要テクストを第一人者が新訳。映画論、写真論、シュルレアリスム論等を網羅。すべての批評の始まりはここにある。「ベンヤミン・アンソロ...
ベンヤミン メディア・芸術論集
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ベンヤミン メディア・芸術論集 (河出文庫)
商品説明
いまなお新しい思想家の芸術・メディア論の重要テクストを第一人者が新訳。映画論、写真論、シュルレアリスム論等を網羅。すべての批評の始まりはここにある。「ベンヤミン・アンソロジー」に続く決定版。
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2023/03/26 10:04
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投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
長文失礼します。
ベンヤミンの思想はユダヤ系らしいなにものにも囚われない感じがして素敵だと思いました。
芸術に限らず、「大衆化」はあらゆるものに及んでいます。
あまりに高尚な扱いはマインドコントロールなどにも繋がって、危険性も孕んでいます。
とはいえ、あまりに拡散が過ぎると「わからない」人の割合が大きくなりすぎ、批判にもならない無軌道な言論にさらされることにもなります。
「大衆」が成熟していけば、この状態も解消していくこともできるのかもしれないですが、分母が大きすぎることもあって果てしなく遠い未来に感じてしまうところです。
ベンヤミンの考察はとても素敵ですが、インターネットの登場とSNSは想定外だったはずです。当時と現代の大きな違いは「大衆」の大きさだと思います。美しいものを美しいものとして見ようとする人とそうでない人では、やっぱり反応に違いがありそうです。鑑賞の基礎もない人の手元にも届いてしまうことの弊害があるように思います。
同じ話かはわからないですが、映画スターも(ほとんど)いなくなり、芸能人はオーラよりも親しみやすさが持て囃されます。西暦を使うことが当たり前になって、年号をいらないものと吐き捨てる人もいます。日常がどんどん均されていっている感覚を覚えます。
自分から確固とした考えを持って日常に起伏を作っていかないといけない時代になったんですかね。
何が言いたいかというと、日常にフックを与えてもらい、ありがとうございます。
ラジオを聴いていて思い浮かんだあれやこれやがあったのでメモ書き代わりに(無礼者……!!)感想をのこしたく思って、ここに残します。