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  • カテゴリ:一般
  • 販売開始日: 2022/05/31
  • 販売終了日:2022/06/13
  • 出版社: 新潮社
  • レーベル: 新潮文庫
  • ISBN:978-4-10-121343-9

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【期間限定価格】かんじき飛脚(新潮文庫)

著者 山本一力

江戸老中松平定信から、内室同伴という前例のない宴に招かれた加賀藩主前田治脩。それは治脩の内室が病床にあることを知った定信が、藩を意のままにしようと企てた陰謀だった。窮地に...

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【期間限定価格】かんじき飛脚(新潮文庫)

税込 608 5pt
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商品説明

江戸老中松平定信から、内室同伴という前例のない宴に招かれた加賀藩主前田治脩。それは治脩の内室が病床にあることを知った定信が、藩を意のままにしようと企てた陰謀だった。窮地に陥ったお国の命運を救うため、選ばれたのは16人の飛脚。彼らの任務は、病の特効薬「密丸」を運ぶこと。行く手には、大雪、荒海、刺客が立ち塞がる――戦う男たちの心意気に圧倒される、骨太の傑作時代長編!(解説・児玉清)

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みんなのレビュー31件

みんなの評価3.9

評価内訳

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  • 星 3 (12件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

まさに力作!

2010/01/13 08:35

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ひろし - この投稿者のレビュー一覧を見る

江戸の文化や人情を、毎度とても興味深く面白い物語で描いてくれる山本作品でありますが。本作品はその中でも傑作、珠玉の一冊と言って良いと思う。読み始めてまず感じるのは、物語の「濃さ」。これまでの作品と比して、物語の作りこみ方が綿密かつ深いのだ。いやそれは決してこれまでの作品が浅いと言うわけではないのだが、これまでの作品が主に江戸町民の情緒や文化を舞台に色々な視点(職業)から物語が展開していたのに対し、本作品は江戸老中松平定信が企てる陰謀から始まるのだ。山本先生がどれほど心血を注いで書き込まれたか、というのが序盤からひしひしと伝わってくる。
 舞台は江戸、世の不景気を吹き飛ばそうと時の老中松平定信が断行したのは「棄捐令」。何と武家の借金を全て帳消しにする、という大変な策であった。一時はそれで景気が良くなったかに見えたものの、そんな愚作が長く効能するわけもなく、あっというまに江戸の町には以前にも増して不景気の風が吹き始める。そんな折りに各藩への内通者から、土佐藩と加賀藩の内室(藩主の妻)が体調不全と情報を受けた定信。正月明けに内室を伴った宴を開催すると、異例の通達をする。万一にもその通達に従わなければ、その藩は徹底的に年貢や公費を巻き上げられてしまうのである。絶対に、内室の体調を万全として宴に参加しなくてはならない。それには加賀藩だけに伝来する特効薬、「密丸」が必須であった。この藩の窮地に立ち上がった男たち、16人。彼らこそ加賀藩が誇る飛脚たち、浅田屋の面々であった。夏場なら江戸~加賀(石川県)の570キロを、何と5日で走りぬくという彼らだったが、時は真冬、雪深い北陸の行路は困難を極める。さらに定信の元にも密丸の存在が知らされ、その江戸到着を阻止しようと手だれの御庭番達が飛脚たちを襲う。まさに、まさに命をかけた飛脚達の活躍に目が潤む。ラストはもう涙なくしては読めない一冊となっていた。
 松平定信やら田沼意次やら棄捐令やら札差やら。遠い昔に教科書で習った言葉が並んでいる。ただ教科書と圧倒的に違うのは、その言葉が物語の中で意味を為し踊り活躍する事である。山本作品はただ面白いだけじゃない「ああそうだったのか、あの言葉はそういう意味が合ったのか」と歴史を再認識、いや初めて「ちゃんと認識」させてもくれる。そういう意味でも傑作と呼べるのではないだろうか。
 だからぜひ中学生や高校生に読んでもらいたい。彼らがこの作品を手に取った瞬間が、日本史が「勉強」から「趣味」に変わってしまうそんな一瞬に、なるかもしれない。

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紙の本

飛脚とお庭番と猟師が冬山で

2010/11/03 13:59

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:saihikarunogo - この投稿者のレビュー一覧を見る

> 冬眠から覚めた熊に、脇差だけで立ち向かう修行も毎年のように繰り返している。

そうやねん。お庭番をなめたらあきまへん。わても見ましたんや。十四歳のときに、山道を走って飛脚になる稽古をしてましたら、猪に出逢うて、奴が正面から走って来ましてん。

> 「なんやおまえ、おれに食われたいんか」

って、どなってやったけど、食われんのはおまえじゃ、みたいな顔して猪、来よる、目の前に牙が迫ってきた時、猪の頭の後ろに小柄を突き刺して助けてくれたお武家がおりましてん、それが、お庭番でした!

お庭番がなんで熊やら猪やら相手に闘うてたかというたら、いざというときに備えてです。たとえば冬の山の中で加賀の三度飛脚を相手に闘うためですわ!

なんで加賀の三度飛脚を相手にせんならなんかというたら、飛脚は、加賀のお殿さんや御内室様のために「密丸」ゆうお薬を加賀から江戸まで運んでるんですわ。そんで、寛政元年の十二月、そろそろ江戸で薬が底をつきそうになってきたときに、御老中の松平定信様が、加賀の御殿様と土佐の御殿様を、御内室同伴でお正月のお食事会に御招待されたんです。加賀も土佐も、そのとき御内室様が御病気で臥せってはりましてん。そやから、お食事会までに「密丸」を飲んで元気になってもらわんとあかん。御内室様の病気は、どこの藩も、秘密にしてますねん。御公儀にもれたらいろいろとまずいことがありまっさかい。松平定信様は、うすうす知っていて、わざと意地悪に御招待しはりましてん。ほんで「密丸」なんか届けさせたるかい、ちゅうことで、お庭番を差し向けて飛脚を邪魔することにしはりましたんや。「密丸」を奪う必要は無い、届けられなくさえしたらええんや、ちゅうことで、飛脚を殺してまえ、と、こうですわ。

加賀の三度飛脚ゆうたら、西暦2000年の日本でゆうたら、プロスポーツの選手かオリンピック選手みたいなもんでっしゃろ。そりゃ鍛えたあるわ、そのうえ、食事、按摩、睡眠、体調管理は万全でっせ。そんじょそこらのお武家が刀振り回したかって、走って逃げたら誰も追いつけまへんわ。

そやけど、お庭番は、そんじょそこらのお武家と違います。飛脚のなかでも一番速い男なんかと競走したらどうかわからんけど、一応、走るのも早い。そのうえ、剣、弓、砲術、格闘術、なんでもできるし、火薬も使う。

ここだけの秘密ですけど、加賀の三度飛脚も、火薬を使いますねん。ほら、土砂崩れかなんかで、大木や大岩が道を塞ぐこともありまっしゃろ。そういうとき、火薬で、どーん!と、吹き飛ばして、走って行くんですわ。

三度飛脚の老舗の浅田屋伊兵衛はんは、江戸から八人の飛脚を同時に出発させて、加賀から来る飛脚と落ち合ったところで待機させて、加賀から来る一番速い男、玄蔵に、「密丸」を取りに戻らせて、それからみんなで江戸まで、お庭番の襲撃を防ぎながら運んで来る、ゆう計画を立てました。

そやけど、あにはからんや、ここにもかしこにも、内通するもんがおって、計画はすべてお庭番に筒抜けですわ。

飛脚が一番早い連絡手段やっさかい、その飛脚が怪我して走れなくなったなんぞと、加賀から江戸まで電話で知らせる、ちゅうわけには行きまへんな。

間の悪いことに、飛脚のなかでも一番速い男、みんなが頼りにしている玄蔵はんが、脚を怪我して走れんようになりましてん。

加賀からは、飛脚のなかでも一番の新米の健吉と、ちょっと先輩の俊助のふたりが、出発しました。道中には、越後の親不知子不知ゆう難所があります。冬の荒波に襲われたとき、親が、こどもが波にさらわれてもそのまま駆け抜けなあかん、子は、年寄りの親が波にさらわれてもそのまま駆け抜けなあかん、そやから親不知子不知ゆうんですわ。波見ばあさん、ゆうのがおって、その人の合図で、さーっと走り抜けるんです。三度飛脚も、誰が波にさらわれようと、見てみぬふりして御用を務めなあきまへん。玄蔵も、俊助も、健吉はだいじょうぶかと心配しきりや。健吉は優しいから、情にかられて助けようとするんちゃうかと。

間の悪いことに、よんどころない用事でこの親不知子不知を通ることになった若い母親と幼い男の子が、健吉と俊助の前で親不知子不知の最大の難所を走る抜けることになりましてん。なんでこうなるねん!

冬の山のなかで一番強いのは、飛脚よりもお庭番よりも、猟師ですわ。鉄砲持っとるし、弓矢も火薬も使う。お庭番と飛脚の闘いに、よんどころのう、猟師もかかわりあうことになるんです。山にも親不知子不知みたいな難所があって、そこでの死闘がクライマックスですわ!

ついでやけど、三度飛脚は、女にもてまんねん。そやけど、猟師の娘ほど、こわいもんはおりまへんわ……

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紙の本

江戸三度飛脚たちの心意気とスリリングな展開が読者を興奮させる

2009/12/08 19:02

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:toku - この投稿者のレビュー一覧を見る

<あらすじ>
加賀藩公用のために創設された金沢と江戸、百四十五里を行き来する三度飛脚『江戸三度飛脚』
三度飛脚十七軒のなかでも老舗の浅田屋は加賀藩の機密文書・品物の取り扱いを任せられていた。
特に機密品物の中でも重要であった『密丸』は、肝臓や胃などの特効薬であり、肝ノ臓に病を抱えていた加賀藩主の内室には定期的に欠かせない薬であった。

ある時加賀藩主の元に、老中首座に就任した松平定信より正月二日に催す『初潮(はつしお)を愛でる宴』の招待状が届いた。
内室同伴で催される新年祝賀の私的な宴へ招待されたのは加賀藩と土佐藩のみ。
内室は幕府の人質同然である。その内室が病床にあるとき公儀はさまざまな指図を下してくる。
宴は内室が病床にあることを隠している両藩へ、明確な口実をつけるためのものであった。

加賀藩と土佐藩は、公儀からのさまざまな指図を受けないためにも内室を宴に同道しなければならない。
しかし両藩の内室の病を癒す密丸はすでに底を突きつつあった。
加賀藩用人・庄田要之助は、浅田屋に密丸を加賀から調達すべく手配するが、密丸運びを任されていた三度飛脚の玄蔵は加賀にあった。
玄蔵の江戸到着後、加賀から密丸の調達という行程を待っていては間に合わない。
かくして浅田屋は江戸店にいる三度飛脚八人すべてを使い、密丸調達を計画する。

三度飛脚八人が加賀へ発ったとの情報を得た定信は、密丸調達の為だと見抜き、それを阻止すべく、御庭番を使い三度飛脚の始末に動き出した。
雪の降る中山道、北国街道を舞台に、三度飛脚と御庭番たちの追走・死闘劇が繰り広げらる。

<感想>
本書は、これまでに読んだ山本作品「峠越え」「だいこん」にはない、スリリングでエキサイティングな展開が魅力で、先の二作品よりも魅力の多い作品だった。
そして山本作品には欠かせない、登場人物たちの威勢のよさ、人情、心意気なども健在である。

序盤、明確な主人公が登場せず、三度飛脚や御庭番たちを取り巻く環境、立場、使命など説明的な内容となっており、少々物語に入りにくく感じた。
しかしそれは、読み進めていくにしたがってクライマックスである三度飛脚と御庭番の闘いによりリアリティを持たせ、読者を堪能させるために描かれた助走であることに気付いた。
その助走によって勢いづけられた先の展開を読みたいという欲求は留まることを知らず、中盤以降、三度飛脚のごとく読み進めていってしまう。

本作品の見所はなんといっても、中山道、北国街道を舞台にした三度飛脚と御庭番の追走・死闘劇。
単なる追いつ追われつの物語ではなく、裏切りがあり、思わぬが助力あり、そして時折挿入される三度飛脚を待つ人々の姿が描かれることによって、目が離せないサスペンスに仕上がっていると感じた。

また骨折・捻挫の特効薬『龍虎』の話における少々コミカルな描写は、物語に色を添えるものとなっており、より内容に厚みを持たせている一因のように思われる。

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飛脚

2022/07/08 22:01

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る

飛脚なんて、遠い昔に社会の教科書で暗記した江戸時代以前の足の速い方々の物語……だったはずですが、違います……。ここでは、命がけの飛脚のお仕事の一部始終ー。こんなことがあるの、みたいなー。目からウロコですね

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2009/01/26 19:22

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2009/11/30 18:10

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2015/08/15 11:35

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2010/11/18 00:47

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2011/02/18 00:43

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2011/04/14 23:59

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2011/06/26 13:47

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2011/11/21 08:55

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2011/12/22 23:43

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2012/03/31 21:07

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2012/05/04 22:34

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