- 販売開始日: 2022/06/24
- 出版社: フォレスト出版
- ISBN:978-4-86680-061-5
問題解決力を高める「推論」の技術
著者 羽田康祐k_bird
■ハイブリッドキャリアが教える答えなき時代の仮説と成果のつくり方。「VUCA(予測不能)の時代」といわれるように、現代は「企業の行く末」はもちろん「組織の在り方」「自身の...
問題解決力を高める「推論」の技術
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商品説明
■ハイブリッドキャリアが教える答えなき時代の仮説と成果のつくり方。
「VUCA(予測不能)の時代」といわれるように、現代は「企業の行く末」はもちろん
「組織の在り方」「自身のキャリア」……、それらの一寸先の未来すら読みにくい時代だ。
こうした時代には「今、目の前に見えるもの」から物事を考えるのではなく、
「その背景には何があって」「どのような法則が働いて」「どのような未来になりうるのか?」を見抜く必要が生じてくる。
つまり、不確実性の高い環境変化を読み解いた上で、確実性の高い仮説と結論を生み出す「推論力」が必要になるのだ。
さらに、ビジネスの現場で直面する大小さまざまな困難に対しても有効だ。
本書では、ビジネスを事例に「推論力」の基礎から
応用を身に着けられるように徹底的に推論の技術を深堀りしている。
■目次
まえがき 「正解」から「可能性」へ
第一章 可能性を広げる推論力 今後希少性が高まるスキル
第二章 「優れた洞察」を生み出す推論法 帰納法
第三章 「予測と検証」を可能にする推論法 演繹法
第四章 「仮説」を生み出す推論法 アブダクション
第五章 成果を倍増させる「推論力の合わせ技」
あとがき 未来をより幸せなものに変える力
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優れた仮説を生み出す「仮説思考のプロセス」
2020/09/15 20:18
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:つぼ香 - この投稿者のレビュー一覧を見る
仮説思考の本は「仮説思考を身につければ生産性が上がる」「仮説思考を身につければ業務のスピードが上がる」など「仮説思考の大切さ」を説く本が多い。
しかし、いざ「優れた仮説を生み出す方法」になると「優れた仮説は豊富な経験の中から生まれる」「優れた仮説を生み出すにはセンスが必要」など、方法論を曖昧にした書籍が多く「仮説思考を身につけるための手順書」が見当たらなかった。
それだけ仮説思考のプロセスを言語化するのは難しいということなのだろう。しかしこの本は、
「変化や差に気づく」→「その背景にある法則を見出す」→「その法則を別の物事に当てはめて仮説を生み出す→「その仮説をロジカルに検証する」
という一連の仮説思考プロセスが、豊富な事例を交えてわかりやすく紹介されている。これは、
「具体(気づく)」→「抽象化(法則を見出す)」→「アナロジー(応用して当てはめる)」→「論理(検証する)」
という、様々な思考法を組み合わせた高度な思考プロセスであり、ここまで明確に仮説思考のプロセスを言語化した書籍は見たことがない。
結局のところ、優れた仮説を生み出せなければ、その仮説を検証しようもなく、ビジネスは前に進まなくなる。つまり、ビジネスの成否は「優れた仮説を生み出せるかどうか」が命運を握ると言える。
そういう意味で「仮説思考のプロセス」を再現性が高い形で示してくれた本書は、極めて大きな価値があると言えるだろう。「ロジカルシンキングは得意だが、仮説づくりが苦手」という人にこそ、学びが大きい一冊になると思う。
この分野ではこれまでで最も良い本。
2020/09/14 21:11
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トモヒコ - この投稿者のレビュー一覧を見る
仮説を生み出す際に「どんな風に頭を使えばいいか」「仕事にどう生かせばいいか」を、繰り返し事例を使って説明してくれるので、理屈だけでないコツというか、感覚みたいなものが身に付いてくる実感が持てる。
また、筆者オリジナル(?)「洞察的帰納法」の下りは、目からウロコだった。
論理思考の導入に良い
2021/04/26 21:28
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:さとたん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ロジカルシンキングをわかりやすい言葉で教えてくれる良書だと思います。タイトルだけでは堅苦しそうに感じるかも知れませんが、非常に読みやすかったです。新社会人に読んで欲しい1冊です。
思考法の分野では、これまでで最も良い本
2020/09/15 20:13
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:tomosho - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルだけ見るとかなり難しそうだが、新人ビジネスマンにもわかりやすい内容。
ここ数年のロジカルシンキング系の書籍で久々のヒットでした。
多くの「デキる」人達は、無意識にこの推論の思考を行なっているのかもしれない。
特に「洞察的帰納法」という概念が面白く、多面的な視点の例は全部で35種類が図表で例示されているので、何度も読み返せる内容です。
思考法の分野では、これまでで最も良い本だと感じる。
問題解決力と説得力を必要としているビジネスパーソンとしては必読の一冊
2022/03/20 09:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:スマイリー上田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者の羽田氏がSchooの講師をされていた講座を受講して、面白そうだと思って手にとった一冊。
問題解決のための推論について書かれているが、構造化して示すことができるので、社内説明でコンセンサスを得ていきたいときにも使えるノウハウが詰まっている。
ビジネスパーソンを意識して書かれているが、社会に出る前の大学生、特に就職活動をしている人にも向いている内容だと思う。