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おにのまつり
著者 天川 栄人
毎年8月に岡山で行われる、よさこいの一種「うらじゃ」。コーチ役として地域の踊り連への参加を頼まれた中3の由良あさひは、学校では関わることのなかった“問題児”ばかりの4人の...
おにのまつり
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商品説明
毎年8月に岡山で行われる、よさこいの一種「うらじゃ」。コーチ役として地域の踊り連への参加を頼まれた中3の由良あさひは、学校では関わることのなかった“問題児”ばかりの4人の同級生と出会う。踊りの練習を重ね、温羅(うら)伝説について知るうち、5人は少しずつ理解し合い、それぞれの抱えるトラウマを乗り越えていく--。
あさのあつこ氏、推薦コメント
うらじゃの熱気と五つの若い魂の熱がぴたりと重なり、読みながら心が震えっぱなしでした。
夏が始まる。うらじゃが始まる。熱い物語が幕を開ける。
小学上級・中学から
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面白かったです
2024/02/18 11:40
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とりまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
進学点が足りない問題児救済策「うらじゃプロジェクト」にコーチ役として参加する事になった中学3年のあさひ。
うらじゃは岡山の鬼の祭り。化粧を施して踊るお祭りです。
参加メンバーは…保健室登校の女の子、金髪の不良、容姿が綺麗すぎるのとキツい性格でクラスに馴染めない女の子など、曲者揃い。
うらじゃをきっかけに仲良くなっていく様子が、それぞれが抱える屈託と共に各メンバーの視点で描かれます。
その書き方は瀬尾まいこさんの「あと少し、もう少し」を思い出しました。
現実的には一緒に踊ったからといってそうそう仲良くはなれんだろうとは思うけれど、皆んなが繋がっていくのを読むのが楽しかったです。
ただ、金髪少年ららの章は読んでてしんどかった。おばあちゃん?も孫の様子を見てご飯足りなさそうとか気づかないものかな。
最後は上向きそうな雰囲気でホッとした(ご都合的かなとは思ったけれど、児童書でキツい展開は読みたくないからよかったのかも)。
うらじゃ以外では学校でもお互い知らんふりという事なので、祭りが終わったらもう集まる事もないのだろうか。そう考えると少し寂しいです。
岡山には一時住んだ事ありますが、こんなお祭りがあったのは知らなかったので興味深く読めました。
祭りの起源になった鬼、「温羅(うら)」について調べるくだりも面白かった。
うらじゃ祭りや鳴子神事を観に岡山に行きたくなりました。